一朝の患なきあり|6月11日のことです。
一朝の患なきあり 此に人あらんに、其の我れを待つに横逆を以てすれば、則ち君子は必ず自ら反するなり。(離婁下二十八章) ここにひとあらんに、そのわれをまつにおうぎゃくをもってすれば、すなわちくんしはみず ・・・
一朝の患なきあり 此に人あらんに、其の我れを待つに横逆を以てすれば、則ち君子は必ず自ら反するなり。(離婁下二十八章) ここにひとあらんに、そのわれをまつにおうぎゃくをもってすれば、すなわちくんしはみず ・・・
君子の人に異る所以 君子の人に異る所以は、其の心を存するをもってなり。(離婁下二十八章) くんしのひとにことなるゆえんは、そのこころをそんするをもってなり。(りろうしもにじゅうはっしょう) 【訳】 心 ・・・
天下の性を言ふや、則ち故のみ 天下の性を言ふや、則ち故のみ。(離婁下二十六章) てんかのせいをいうや、すなわちこのみ。(りろうしもにじゅうさんしょう) 【訳】 天下において、人の本性を論ずる者は、誰で ・・・
斎戒沐浴すれば 西子も不潔を蒙らば、則ち皆鼻を掩ひて之れを過ぎん。悪人ありと雖も、斎戒沐浴すれば、則ち以て上帝を祀るべし。(離婁下二十五章) せいしもふけつをこうむらば、すなわちみなおおいてこれをすぎ ・・・
廉・恵・勇を傷る 以て取るべく、以て取るなかるべし。取れば廉を傷る。以て与ふべく、以て与ふることなかるべし。与ふれば恵を傷る。以て死するなかるべし。死すれば勇を傷る。(離婁下二十三章) もってとるべく ・・・
予れ私かにこれを人に淑くす 君子は沢は五世にして斬え、小人の沢も五世にして斬ゆ。予れ未だ孔子の徒たるを得ざるなり。予れ私かにこれを人に淑くす。(離婁下二十二章) くんしのたくはごせいにしてたえ、しょう ・・・
夜以て日に継ぎ 其の合わざるものあれば仰いで之れを思ひ夜以て日に継ぎ、幸いにして之れを得れば坐して以て旦を待つ。(離婁下二十章) そのあわざるものあればあおいでこれをおもいよるもってひにつぎ、さいわい ・・・
仁義に由りて行ふ 舜は庶物を明らかにし、人倫を察かにし、仁義に由りて行ふ。仁義を行ふに非ざるなり。(離婁下十九章) しゅんはしょぶつをあきらかにし、じんりんをつまびらかにし、じんぎによりておこなう。じ ・・・
君子は之れを存す 人の禽獣に異る所以のもの幾ど希なり。庶民は之れを去り、君子は之れを存す。(離婁下十九章) ひとのきんじゅうにことなるゆえんのものほとんどまれなり。しょみんはこれをさり、くんしはこれを ・・・
声聞情に過ぐるは、君子之れを恥づ 声聞情に過ぐるは、君子之れを恥づ(離婁下十八章) せいぶんじょうにすぐるは、くんしこれをはづ。(りろうしもじゅうはちしょう) 【訳】 心ある立派な人は、実力以上の空評 ・・・