考の道|11月9日のことです。
考の道 どんな境遇の人でも親によって成長しないものはない。にもかかわらず、最も低いレベルにあるのもまた、親に対する考のみちであろう。 或る者は大変親に世話になっていると考え、他の者は親はカタキでこそあ ・・・
考の道 どんな境遇の人でも親によって成長しないものはない。にもかかわらず、最も低いレベルにあるのもまた、親に対する考のみちであろう。 或る者は大変親に世話になっていると考え、他の者は親はカタキでこそあ ・・・
何をか志を尚くす―仁義のみ 曰く、「何をか志を尚くすと謂う」。曰く、「仁義のみ」。(尽心上三十三章) いわく、「なにをかこころざしをたかくすという」。いわく、「じんぎのみ」。(じんしんかみさんじゅうさ ・・・
素餐せず 素餐せず。(尽心上三十二章) そさんせず。(じんしんかみさんじゅうにしょう) 【訳】 (『詩経』に)「何の功績もないのに、禄を食んではならない」とある。 〇松陰は。「切実な言葉である。人は誰 ・・・
伊尹の志あらば則ち可なり 伊尹の志あらば則ち可なり。(尽心上三十章) 【訳】 伊尹のような(一点の私心もなく、ただ天下を救うことをのみ思う)志があれば、それでよい。 〇松陰は、「(主君に非道な政治をさ ・・・
堯舜・湯武・五覇 堯舜は之れを性にするなり。湯武は之れを身にするなり。五覇は之れを仮るなり。久しく仮りて帰さず、悪んぞ其の有に非ざるを知らんや。(尽心上三十章) 【訳】 堯や舜は、自分の天性のままに仁 ・・・
為すある者は辟へば井を掘るが若し 為すある者は辟へば井を掘るが若し。井を掘ること九軔にして而も泉に及ばざれば、猶ほ井を棄つると為すなり。(尽心上二十九章) なすあるものはたとえばいどをほるがごとし、い ・・・
柳下恵は三公を以て其の介を易へず 柳下恵は三公を以て其の介を易へず(尽心上二十八章) 【訳】 柳下恵は三公(天下を補佐する最高の官職)という立派な地位に誘われても、自分の節操をかえるような人物ではなか ・・・
心の害と為すなくんば 豈に惟だ口腹のみ飢渇の害あらんや、人心も亦皆害あり。人能く飢渇の害を以て心の害と為すなくんば、則ち人に及ばざるを憂と為さず。(尽心上二十七章) あにただこうふくのみきかつのがいあ ・・・
中を執りて権なき―道を賤ふ 中を執りてて権なきは、猶ほ一を執るがごときなり。一を執るを悪む所のものは、其の道を賤ふが為なり。一を挙げて百を廃ればなり。(尽心上二十六章) ちゅうをとりてけんなきは、なお ・・・
利は善との間なり 鶏鳴きて起き孳々として善を為す者は舜の徒なり。鶏鳴きて起き孳々として利を為す者は蹠との分を知らんと欲せば、他なし、利と善との間なり。(尽心上二十五章) けいなきておきししとしてぜんを ・・・