95 日常の心構え 修身教授録抄 姿勢を正して声を出して読んでみた
諸君は階段を登るとき、まるで廊下でも歩くように、さらさらと登る工夫をしてごらんなさい。というのも人間の生命力の強さは、ある意味ではそうしたことによっても、養われると言えるからです。 階段の途中に差し ・・・
諸君は階段を登るとき、まるで廊下でも歩くように、さらさらと登る工夫をしてごらんなさい。というのも人間の生命力の強さは、ある意味ではそうしたことによっても、養われると言えるからです。 階段の途中に差し ・・・
批評ということは、ともすると悪口や非難に陥りやすいものですが、仮にそうならず、正当な意味で行われた場合でも、それはとかく傍観的な態度にとどまって、真に自己を吸収して、自己を太らすという態度には、なり ・・・
最初はねばりなどという、あまり上品でもない言葉は差し控えようかとも思ったのですが、しかし今日私が諸君にお話したいと思う事柄は、やはりこのねばりという言葉でないと、どうしてもピッタリしないのです。これ ・・・
そもそも人間というものは、単なる理論だけで立派な人間になれるものではありません。理論が真に生きてくるのは、それが一個の生きた人格において、その具体的統一を得るに至って、初めて真の力となるのです。 真 ・・・
松陰先生は、人間にして、爵の尊さを知って徳の尊さを知らないものは、その愚かなこと言うまでもないが、しかし徳の尊さを知って齢の尊ぶべきを知らないものは、未だ真の人物とは言いがたいとうことを、その「講孟 ・・・
私は教育において、一番大事なものとなるのは、礼ではないかと考えているものです。つまり私の考えでは、礼というものは、ちょうど伏さっている器を、仰向けに直すようなものかと思うのです。 器が伏さったままで ・・・
今この真面目という字を、真という字の次に、「の」の字を一つ加えてみたらどんなものでしょう。そうしますと、言うまでもなく「真の面目」と読まねばならぬことになります。ところがこうなると、一つの新たなる展 ・・・
学校の成績というものは世間でふつうに考えているように、必ずしもその人の素質を確実に窺い得るものとは思いません 。それよりむしろ、その人の素質と努力の相乗積を示すと考えた方がよかろうと思うのです。同時 ・・・
もし諸君らにして、真の意義ある人生を送ろうとするなら、人並みの生き方をしているだけではいけないでしょう。 それには、少なくとも人の一倍半は働いて、しかも報酬は、普通の人の二割減くらいでも満足しよう ・・・
人生というものは、実に妙味津々たるものです。何が面白いといっても、人生ほど面白いものはないでしょう。どの小説が面白いといっても、人生そのものの面白さからいえば、結局はその一断面にすぎないわけです。 ・・・