一歩外の出る|8月31日のことです。
Release: 2018/08/31 Update: 2018/08/31
一歩外の出る
君は、服がないという、住宅が狭苦しいとこぼす。
なるほど、君の肉体は破れ服に包まれ、見すぼらしい家に暮らしているのであろう。
それはまちがいないことだ。
しかし心は、いつまでも破れ服の中からでていけないというわけはなかろう。
君の精神は、いつまでも、破れ屋の破れ畳にへばりつけておくか。
一歩外に出て見たまえ、大空の碧さを、天空に散らばる星の美しさを。
8月31日、丸山敏雄一日一話幸せになるための366話、今日の言葉です。
何か辛いことがあっても一歩外にでてみるとまた違ったものもあるかもしれません。
人はそれぞれに感情がありますし、今の感情が正しいのかどうかも分からない時もあります。
でも、時間というのはそれぞれに均等ですから外に出ないにはもったいないですね。
今日一日朗らかに安らかに喜んで進んで働きます。
関連コンテンツ
青年諸君 青年諸君!諸君は他に比べることのできない天下一品の肉体と世上無比の心ももって世に生まれた。その個性は、磨けば伸ばせば、際限なく大きくなり己である。 青年諸君!己の小さな肉体の捕虜となる必要は…
苦難は正義の友 ある人は言った。 「難問題にぶち当たった時、もつれた糸をときほぐすような気持ちでこれにあたる。急いではならぬ、さわいではいかぬ。じっと見ていると、糸口が見つかる。静かに、一つひとつほぐ…
人生の主役 人の生命を神にうけているが、一度生まれれば、各々の自性をうけて自由となる。この自由は、舞台における俳優の自由である。 人生は演劇である。劇作家、監督、演出、それはただ一人でかねていて、到ら…
これまで不自由は、時のせい、所のせい、人のせい、環境のせいと考えた。しかし、そうではなかった。 これで厳寒の候に、寒さちぢみ上がるのは、さもしい心の人間共だけである。この時、動物の多くは、しずかに冬眠…
働きの報酬 働きには、必ず「報酬」がついてくる。 金銭でうける「報酬」は、多少があり、不公平があったりすかもしれないが、この自然にして当然に受ける報酬は、働きに比例して落ちもなく、忘れられもせず、必ず…