中を執りて権なき―道を賤ふ|11月1日のことです。

Release: 2018/11/02 Update: 2018/11/02
中を執りて権なき―道を賤ふ
中を執りてて権なきは、猶ほ一を執るがごときなり。一を執るを悪む所のものは、其の道を賤ふが為なり。一を挙げて百を廃ればなり。(尽心上二十六章)
ちゅうをとりてけんなきは、なおいちをとるがごときなり。いちをとるをにくむところのものは、そのみちをそこなうがためなり。いちをあげてひゃくをはいすればなり。(じんしんかみにじゅうろくしょう)
【訳】
(楊朱の個人主義と墨子の博愛主義の)中道ということだけにとらわれて、臨機応変の計らいがなければ、それは一つの立場だけに固執して融通がきかないのと同じである。私が一つだけの立場に固執して融通がきかないやり方を憎み嫌うのは、正しい中道の道を損ねるからである。それでは、一つの立場だけを主張し、他の立場の長所を捨てることになるからである。
11月1日、孟子一日一言の言葉です。
中道。
その道を歩みたいものです。
人もまさしくそうだと思うんです。いいところもあれば悪いところもある。
片方だけに注力してはいけませんね。
正しい中道の道を目指したいものです。
明日も一日がんばります。
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