仁は天の尊爵なり|2月22日のことです。
Release: 2019/02/22 Update: 2019/02/22
仁は天の尊爵なり
夫れ仁は天の尊爵なり。人は安宅なり。之れを禦むることなくして不仁なるは、是れ不智なり。(公孫丑上七章)
それじんはてんのそんしゃくなり。ひとのあんたくなり。これをとどむることなくしてふじんなるは、これふちなり。(こうそんいかみかかしょう)
【訳】
そもそも仁は天から授けられた何よりも尊い爵位である。人が安心して住むことのできる家でもある。(ここに居着くことについて誰も邪魔などしないのに)自分から居着くことをせず、わざわざ(不安定な住まいである)不仁に居着いていることは、智者のすることではない。
2月22日、孟子一日一言の言葉です。
人がもともともっている仁。
生まれた時からあるものなのにどうしてなんでしょうね。
自然に生きることができないんでしょうね。
それもまた人間の性というものなのでしょうか。
思いやりを持ち人のために生きることが出来ぬようになっている。
なんでなんでしょうね。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
二人に弈を誨へしむ 弈秋そして二人に弈を誨へしむ(告子上九章) えきしゅうをしてにたりにえきをおしえしむ。(こくしかみきゅうしょう) 【訳】 (国内一の名人の)秋に、二人の弟子に囲碁を教えさせることに…
崇に於て吾れ王に見ゆることを得たり。退きて去るの志あり、変ずるを欲せず。故に受けざるなり。(公孫丑下十四章) すうにおいてわれおうにまみゆることをえたり。しりぞきてさるのこころざしあり、へんずるをほっ…
必ず礼を以てせんか 礼を以て食へば則ち飢えて死し、礼を以てせずして食へば則ち食を得る、必ず礼を以てせんか。親迎すれば則ち妻を得ず、親迎せざれば則ち妻を得る、必ず親迎せんか。(告子下首章) れいをもって…
天民の先覚者なり 天の此の民を生ずるや、先知をして後知を覚さしめ、先覚をして後書を覚さしむ。予れ将に斯の道を以て斯の民を覚さんとするなり。予れ之れを覚すに非ずして誰れぞや。(万章上七章) てんのこのた…
天下の為に人を得る 人に分つに財を以てする、之れを恵と謂ふ。(中略)天下の為めに人を得る者は、之れを仁と謂ふ。是の故に天下を以て人を与ふるは易く、天下の為に人得るは難し。(滕文公上四章) ひとのわかつ…