位・徳を以てす|7月23日のことです。

位・徳を以てす
位を以てすれば則ち子は君なり、我れは臣なり、何ぞ敢へて君と友たらんや、徳を以てすれば則ち子は我れに事ふる者なり、奚ぞ以て我れと友たるべけんや。(万章下七章)
くらいをもってすればすなわちしはきみなり、われはしんなり、なんぞあえてきみとともたらんや、とくをもってすればすなわちこはわれにことふるものなり、なんぞもってわれとともたるべけんや。(ばんしょうしもななしょう)
【訳】
地位からすればあなたは主君であり、私は臣下です。どうして、対等の友人になろうなどと思いましょうか。思いはしません。しかし、人徳からすれば、あなたは私の門人で、私に師事する者です。どうして師である私と友人になどなれるしょうか。なれはしません。
7月23日、今日の孟子一日一言です。
腹わって話ができても師弟の関係は友ではないということなんでしょうね。
また、臣下もしかり。
軽々しく友とは言ってはならないといことなんでしょうか。
背景がわからないのでなんとも言えませんが少し寂しい感じがします。
王ともなけば友と呼べる人が本当に少ないんでしょうね。
今日も一日がんばります。