君子の徳は風なり|1月12日のことです。
Release: 2019/01/12 Update: 2019/01/12
君子の徳は風なり
上、好む者あれば、下、必ずこれより甚しき者あり。君子の徳は風なり。小人の徳は草なり、草は之れに風を尚ふれば必ず偃す。(滕文公上二章)
かみ、このむものあれば、しも、かならずこれよりはなはだしきものあり。くんしのとくはかぜなり、しょうにんのとくはくさなり、くさこれにかぜくわうればかならずふくす。(とうぶんこうかみにしょう)
【訳】
全て上に立つ者が事を好むと、下の者は必ずこれに輪をかけて好むようになるものである。たとえていえば、上に立つ君子は風のようなものであり、下にいる人民は草のようなものである。草が風になびくように、どのようにでも感化される。
1月12日、孟子一日一言の言葉です。
やはりトップ次第というのはあるんでしょうね。
上で風が吹かなければ下は動きはしない。
国ともなればそういうものなのでしょうね。
会社となるとどうでしょうか。
うごかない草は抜いて新しいものを植えることも大事なのかもしれませんね。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
三有礼 故ありて去るときは則ち君人をして之れを導きて彊を出でしめ、又其の往く所に先だたしむ。去りて三年返らずして、然る後に其の田里を収む。此れを之れ三有礼と謂ふ。(離婁下三章) ゆえありてさるときはす…
過や日月の食の如し 古の君子は其の過や日月の食の如し。民皆之を見る。其の更むるに及びてや、民皆之れを仰ぐ。今の君子は豈に徒に之れに順ふのみならんや。又従つて之が辞を為る(公孫丑下九章) いにしえのくん…
百神之れ享く 之れをして祭を主らしめて、而して百神之れを享く。(万章上五章) これをしてまつりをつかさどらしめて、しこうしてひゃくしんこれをうく。(ばんしょうかみごしょう) 【訳】 堯が舜に命じて天地…
餔啜するのみ 楽正子に謂つて曰く、子の子敖に従ひて来るは、徒に餔啜するのみ。我れ意はざりき、子古の道を学びて而も以て餔啜せんとは。(離婁上二十五章) がくせいしにかたっていわく、しのしごうにしたいてき…
天下の為に人を得る 人に分つに財を以てする、之れを恵と謂ふ。(中略)天下の為めに人を得る者は、之れを仁と謂ふ。是の故に天下を以て人を与ふるは易く、天下の為に人得るは難し。(滕文公上四章) ひとのわかつ…