唯一不抜の存在|1月9日のことです。
Release: 2019/01/09 Update: 2019/01/09
唯一不抜の存在
まことに、人の優越があるのではない、上下尊卑があるのではない。またその能力にも、技芸にも、甲乙があり品評されるようなものではない。
人がその正常心にあって、その全に生き、その満に働くとき、その人は常にある唯一不抜の存在である。
己の真に生きるとき、捨つべき一人もなく、絶対存在でない一人もないのである。
「己を尊ぶ」とは、この自覚に到達したものである。かかる絶対存在であると知るとき、世の荘厳、人の美、ここに極まる。
丸山敏雄一日一話 幸せになるための366話
1月9日の言葉です。
唯一不抜(ゆいいつふばつ)。
自分をしっかりと生きなければいけませんね。
他にはいないたったひとりの自分。
自分ひとりでこの世に生まれたわけではないし育ったわけではありません。
己を尊ぶということが他人も尊ぶということに繋がる。
しっかりと今を生きねばいけませんね。
今日一日がんばります。
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