夜以て日に継ぎ|6月5日のことです。
夜以て日に継ぎ
其の合わざるものあれば仰いで之れを思ひ夜以て日に継ぎ、幸いにして之れを得れば坐して以て旦を待つ。(離婁下二十章)
そのあわざるものあればあおいでこれをおもいよるもってひにつぎ、さいわいにしてこれをうればざしてもってあしたをまつ。(りろうしもにじゅうしょう)
【訳】
(周公は敬慕する禹、湯王、文王、武王が実践されたことで)当時の実情に合わないものがあると、天を仰いで思いを巡らせ、昼夜を徹して考え続けた。幸いに妙案が浮かぶと、すぐに実行したいと思い、床にもつかず、夜明けをまちこがれた。
〇松陰は、「我が国にも、古代中国のあり方をそのまま真似て、失敗するものが少なくない。周公のように実情に合うか否かを思索するべきである」と記している。
孟子一日一言、6月5日の言葉です。
論語も、孟子も全ての言葉は今の時代にも通じるものもありますが、解釈は今の時代に合わせなければいけませんね。
時代、時代で変わるということです。
道徳などもまさしくそうで国によっても時代によっても正しいことは変わっていきます。
それでも人は正しいことを考えなければいけませんね。
今日も一日がんばります。