天と取引する|8月14日のことです。
Release: 2018/08/14 Update: 2018/08/14
天と取引する
ある人が船の売り買いをしていた。時によると、昔の金で何十万かが、全く取れない状態になるときがある。その人の得意は、いかぬと見るや一切請求しない、きれいさっぱりと捨ててします。
それが日頃は計算にかけては実に綿密で、一銭一厘おろそかにせぬ人。
ある人がいった、「それでは不安ではありませんか」と。
「いや、君らは人間と取引きしている。わしは天と取引きしている。不安など思う事さえ、もったいない気がする」と。
8月14日、丸山敏雄一日一話幸せになるための366話、今日の言葉です。
商売、事業はそういう側面があることは感じます。
普段は綿密だ、という事が大事なんでしょうね。
行き当たりばったりで取引をしているわけではないということです。
実際、商売は信頼関係ですし、自分を選んで買っていただいてるのですから仕方ない部分もあります。
やはり、どんなことも人のせいにはできませんね。
最後はくれてやるということを思えるくらいでなければいけませんね。
今日一日朗らかに安らかに喜んで進んで働きます。
関連コンテンツ
苦しみのものとは「我」 同じく人生でありながら、一方はこれを妙味津々として見る人もあるかと思えば、他方には、これを苦しみの連続と見る人もあるのは何故でしょうか。これはマァ色々と考え方もありましょうが、…
苦難は正義の友 ある人は言った。 「難問題にぶち当たった時、もつれた糸をときほぐすような気持ちでこれにあたる。急いではならぬ、さわいではいかぬ。じっと見ていると、糸口が見つかる。静かに、一つひとつほぐ…
良能・良知 人の学ばずして能くする所のものは、その良能なり。慮らずして知る所のものは、其の良知なり。(尽心上十五章) ひとのまなばずしてよくするところのものは、そのりょうのうなり。おもんばからずしてし…
天命を受け入れる① 私の考えによりますと、われわれ人間というものは、すべて自分に対して必然的に与えられた事柄については、そこに好悪の感情を交えないで、素直にこれを受け入れるところに、心の根本態度が確立…
生命力を信じる 病気というものは、その人以外に、何人もそれをよくしてやれるものではない。己の、生命力が、盛んになる生きる力が、自分で、よくなるのである。 自分を信ぜず、偉大なる大生命を信ぜず知らず、ま…