天をおそれる|12月10日のことです。
Release: 2018/12/10 Update: 2018/12/10
天をおそれる
法律、規約、これは人のきめたものだから、守る守らぬは、そんな厳密なものではない。うまくのがれれば得をするといったふうにあまく見ている。これは大変な誤りである。
少し目を洗い、耳をそうじして世間を見てみると、法網をくぐって出来た金銭・財産は、その人の身につかぬのみか、かえって、その人を、家を不幸にする。
少し頭のよい注意深い人は、これを一々の実例を見て、天の記録の精密さ、そのみちのきびしさに襟を正す。天をおそれるとはこの事である。
12月10日、丸山敏雄一日一話幸せになるための366話、今日の言葉です。
よく周りを見渡してみると実際本当にそうですね。
払うべきものを払わないでいる。
その瞬間はよいかもしれませんが必ず身に降りかかってくる。
見てみぬふりも結局は自分の身に降りかかってくる。
その場をうまく乗り切っても自分はうまくやってもいずれ家族に降りかかる。
天は見ている。
今日一日朗らかに安らかに喜んで進んで働きます。
関連コンテンツ
郷を掠(かす)めて衆を分かち、地を廊(ひろ)めて利を分かち、権を懸けて動く。(軍争) 掠郷分衆・地廓分利・懸権而動。(先知迂直之計者勝。此軍争之法也。) 「村落を襲って敵の兵力を分散させ、敵地を占領し…
心を変える 物そのものを変え、相手の人を改めるとういことは、容易ではない。 ことに天候気候は、これを変えるということはできぬ。 「どうすることもできぬ」ということがわかれば、我が心を変えるよりほか道が…
正平三年(西暦一三四八年)の今日は、私が武士道のかがみと仰ぐ若武者、楠正行(まさつら)が四條畷の戦いで奮戦し、かねてから思いさだめていた最後を迎えた日である。 一度決心した以上は、命を投げ出す覚悟のあ…
奇跡とは 人が真心をうちこめて進んで喜んで全力を傾けた時、ことに純情の人が高い目的のために心を一つにして命がけの働きを集めた時、思いもよらぬケタはずれの見事な結果が現われる。これを、人間は「奇跡」とい…
今こそ無二の時 人の自覚の第一歩は、今いる所をもっとも良いところだとし、今の時間をもっともよい無二の時だというところに始まる。 人生は一本勝負である。やりなおしが出来ぬ。 今をきらい、おそれる者は、人…