彼れを如何せん|2月1日のことです。
Release: 2019/02/01 Update: 2019/02/01
彼れを如何せん
君彼れを如何せん(梁恵王下十四章)
きみかれをいかんせんや。(りょうのけいおうしもじゅうよんしょう)
【訳】
王様(薛というところに齊がお城を築いているからといって)それをどうすることができましょうか。どうにもならないことです。
〇松陰は、「敵の動きを気にするより、自分がなすべき努力をするべきである。自国が盛んであれば、どうして敵の動きなど気にすることがあろうか」と記している。
2月1日、孟子一日一言の言葉です。
商売でも、他の会社のことは気になるところであります。
しかし、自分の会社の為すべきことができていれば何を気にすることがあるのでしょうか。
ということはたしかにそうなんです。
人のことより自分のことですね。
しっかり為すべきことをやる。
今日も一日がんばります。
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