我に従へ②|1月29日のことです。
Release: 2019/01/29 Update: 2019/01/29
我に従へ②
国家を治むるに至りては則ち姑く女が学ぶ所を舎きて我れに従へと曰はば、則ち何を以て玉人に玉を彫琢するを教ふるに異ならんやと。(梁恵王下九章)
こっかをおさむるにいたりてはすなわちしばらくなんじがまなぶところをおきてわれにしたがえといわば、すなわちなにをもってぎょくじんにたまをちょうたくするをおしうるにことならんやと。(りょうのけいおうしもきゅうしょう)
【訳】
ところが、国家を治めることになると、(幼少から学んできた専門家に向かい)「まあ、お前の学んできたことは捨て置いて、わしの思う通りにやれ」といわれたとしたら、どうでしょう。それは素人が玉磨きの専門家に玉の磨き方を教えるのと、少しも違わないのではありませんか。
1月29日、孟子一日一言、今日の言葉です。
どんな仕事にも専門家というのがいますね。
経営者も経営者の専門家に仕事を学ぶには当然のことですね。
それをわからず経営するというのは問題あるというのは当然のことです。
これからの厳しい時代には学ぶことがとても大事なことなのでしょうね。
今日一日がんばります。
関連コンテンツ
今、既に数月なり、未だ以て言ふべからざるか。(公孫丑下五章) 【訳】 (蚳鼃(ちあ)さんの司法官の士師となり)もう数か月もたったのに、まだ(王の失政を諫めたという話を耳にしませんが)諫めるべき事柄も機…
人の和 天の時は地の利を如かず、地の利は人の和に如かず。(公孫丑下首章) 【訳】 (全てのことを行う場合には)天の時は大切だが、地の利(山河や城池の堅固であること)には及ばない。更に、そんな地の利も、…
天は言はず 天は言はず、行と事とを以て之れを示すのみ。(万章上五章) てんはものいわず、ぎょうとこととをもってこれをしめすのみ。(ばんしょうかみごしょう) 【訳】 天は何もものをいわない。ただ、人の行…
諸侯の宝―土地と人民と政事諸侯の宝は三、土地と人民と政事なり。珠玉を宝とする者は殃必ず身に及ぶ。(尽心下二十八章)しょこうのたからはみっつ、とちとじんみんとせいじなり。しゅぎょくをたからとするものはわ…
法を行ひて以て命を俟つ 君子は法を行ひて以て命を俟つのみ。(尽心下三十三章) くんしはほうをおこないてもってめいをまつのみ。(じんしんしもさんじゅうさんしょう) 12月20日、孟子一日一言の言葉です。…