歳を罪することなくんば|1月9日のことです。
Release: 2019/01/09 Update: 2019/01/09
歳を罪することなくんば
王、歳を罪することなくんば、斯に天下の民至らん。(梁恵王上三章)
おう、としをつみすることなくんば、ここにてんかのたみいたらん。(りょうけいおうかみさんしょう)
【訳】
王がもしも(凶作で苦しむ人民を見て)、「それは凶作の年のせいだ」などと責任をその年(の天候不順)になすりつけるようなことをなさらない(自分の政治のせいであると責任を自覚なさる)ならば、天下中の人民は皆、王を慕い、集まってくるでしょう。
1月9日、孟子一日一言の言葉です。
たしかにそうです。
天候のせいにするようではいけませんね。
経営者でも決算内容が悪いのを、不況のせいにしても仕方ありませんね。
悪いのは自分の経営で業績不振はだれのせいでもありませんね。
しかし、人間というのは弱いものでかならず人のせいとか市場のせいとかいろいろな理由が頭をよぎります。
しかし、考えるべきことは先のことであり過去のことではありませんよね。
今日もしっかりがんばります。
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