為さざるありて|5月22日のことです。
Release: 2018/05/22 Update: 2018/05/22
為さざるありて
人、為さざるありて、而る後に以て為すあるべし。(離婁下八章)
ひと、なさざるありて、しかるのちにもってなすあるべし。(りろうしもはっしょう)
【訳】
人は、不正不義は絶対にしない、という覚悟があってこそ、はじめて大事業をなし遂げることができる。
5月22日、孟子一日一言の言葉です。
不正不義はしない。
無知なのは不正不義を招くことになるということを実感しています。
よくわからないと避けて通って自分が不正不義の道を歩んでいるのも気づかない。
これが一番問題です。
任せることも大事ですが、自分が分かった上で任せるというこをしなければなりませんね。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
紛々(ふんぷん)紜々(うんうん)として闘いに乱れて、乱すべからず。渾々(こんこん)沌々として、形円くして敗るべからず。(兵勢) 紛紛紜紜闘乱、而不可乱也。渾渾沌沌形円、而不可敗也。(乱生於治、怯生於男…
時の記念日 六月十日は、「時の記念日」である。 しかし時間を正確に守るのは、実は文化の進んだ社会でのことではなくて、動物の生活は、時間厳守で一歩もまちがえない。 正しい時間の中に生きているのが、生物の…
仕事の心がけ④着手 次には、このように明弁せられた順序にしたがって、まず真先に片付けるべき仕事に、思い切って着手するということが大切です。この「とにかく手をつける」ということは、仕事を処理する上での最…
仲尼は已甚だしきことを為さざる者なり 仲尼は已甚だしきことを為さざる者なり。(離婁下十章) ちゅうじははなはだしきことなさざるものなり。(りろうしもじゅっしょう) 【訳】 孔子は極端なことは決してされ…
人不善あるなく水下らざることあるなし 人の性の善なるは、猶ほ水の下きに就くがごとし。人不善あるなく水下らざることあるなし。(告子上二章) ひとのぜんなるは、なおみずのひくきにつくがごとし。ひとふぜんあ…