荑稗に如かず|9月5日のことです。
Release: 2018/09/05 Update: 2018/09/05
荑稗に如かず
苟も熟せざることを為さしめば、荑稗に如かず。(告子上十九章)
いやしくもじゅくせざることをなさしめば、ていはいにしかず。(こくしかみじゅうきゅうしょう)
【訳】
(いくら五穀でも)仮にも熟していなければ、(下等な)稗にも及ばないであろう。
9月5日、孟子一日一言の言葉です。
何事も熟していなければなりません。
自分の中でしっかり消化していない学びなども人に伝えようとすると言葉に詰まります。
しっかりと学んでから伝えるようにしないといけませんね。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
諸侯の謀を知らざれば、予め交わる能わず。山林、険阻、沮沢の形を知らざれば、(軍争) 不知諸侯之謀者、不能予交。不知山林険阻温沢之形者、(不能行軍。不用郷導者、不能得地利。) 「諸外国のはかりごとや動向…
道義の枢軸は家庭 道義の出発は個に立つが、その「場」は家庭である。上に向かっての「敬」の徳は、子が親を敬するに始まり、下に向かっての「慈」は、親が子にそそぐ情から始まる。そして限りなく上に、または下に…
思いっきり働く 大事なことは、夜にしない。そのかわりに、朝は早く起きる。昼は、思いっきり働く。 働けば健康に恵まれる。そして自然に、経済的に恵まれる。 働くというのは、自分の天職ということに向かってつ…
美しい世界に住む 食物でも住宅でも、人類は、永き歴史の推移につれて、物の役目を、より便利により完全に改良進歩させるだけでは満足ができずに、実用を越えた芸術の世界にまで高めずにはおきませんでした。 人の…
生きているとは 命は、目に見えぬ世界で、宇宙の本体と通じている。早い話が、人間一人ひとりは、電灯のようなものと思えないだろうか。ポツリと一つ光っているように見えるが、その実、電線で発電所と連絡されてい…