衆(しゅう)樹(じゅ)の動くは、来たるなり。衆草の障り多きは、疑わしむるなり。(行軍)|4月24日
Release: 2020/04/24 Update: 2020/04/24
衆(しゅう)樹(じゅ)の動くは、来たるなり。衆草の障り多きは、疑わしむるなり。(行軍)
衆樹動者、来也。衆草多障者、疑也。
「木々がゆれ動いているのは、敵がやって来る証拠である。
草むらに仕掛けがあるのは、こちらの動きを牽制しようとしているのである」
樹木がゆれ動くのは、輜重車などが通るために木を伐って道を切り開いたり、あるいは、大部隊が動くのでその地響きのために樹木がゆれるからである。
草むらに仕掛けがあると、いかにも伏兵がいるようにみえて、攻める方が二の足をふむ。
4月24日、孫子・呉子一日一話(兵法に学ぶ人と組織の動かし方365)の言葉です。
おはようございます。
具体的なことです。
少人数で動くわけではありませんから何かしら変化があるのは当然です。
孫子のこういう言葉から何を感じて生かすのか。
実生活やビジネスなどに。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
長の心得 人の長たる者としては単に自分の一人が誠実というだけでなく、 多くの人々を容れるだけの度量の広さとともに、 さらに、一旦、事が起こった場合には、 身をもって部下をかばうだけの一片の侠気ともいう…
慢心は成功の敵 復員したある人は、中部地方の村で、百姓をすることに定めた。 分け与えられた土地は、村でも有名なやせ地。植え付けも終わったが、やせ細った稲。しかし、悲観しなかった。「がんばるぞ」と、だん…
吏強く卒弱きを陥(かん)と曰う。(地形) 吏強卒弱曰陥。 「前文とは逆に、将校たちが強くて兵卒が弱い場合を、陥という」”陥”とは、窮地にはまりこむこと。ここでは、士気があがらず部隊が窮地に陥ることをさ…
自分の道を切り開く 上級学校へ行ける人は、大いに行くがよろしいが、上級学校へ行けないからと言って、決して失望は無用です。いわんや落胆をやです。さらにいわんや、自暴自棄に陥るにおいてをやです。人間の真の…
将、九変の利に通ずる者は、兵を用うることを知る。将、九変の利に通ぜざる者は、(九変) 将通於九鍵之利者、知用兵矢、将不通於九鍵之利者、(難知地形、不能得地之利参、治兵不知九鍵之術、難知五利、不能得人之…