過や日月の食の如し|3月3日のことです。
Release: 2018/03/03 Update: 2018/03/03
古の君子は其の過や日月の食の如し。民皆之を見る。其の更むるに及びてや、民皆之れを仰ぐ。今の君子は豈に徒に之れに順ふのみならんや。又従つて之が辞を為る(公孫丑下九章)
いにしえのくんしはそのあやまちやじつげつのしょくのごとし。たみみなこれをみる。そのあらたむつにおよびてや、たみみなこれをあおぐ。いまのくんしはあにただにこれにしたがうのみならんや。またしたがってこれがじをつくる。
【訳】
昔の君子は過ちをおかした時、日食や月食の時のように、少しも隠そうとはしなかった。それで、人民は皆それと知った。しかし、過ちをすぐに改めたので、もとのように君子を仰ぎ見て慕った。今の君子は(過ちをおかした時、その)過ちを通すばかりか、更に弁解し、ごまかそうとする。
孟子一日一言、3月3日、今日の言葉です。
今の政治家はどうでしょう。
ニュースにでる人は後者でしょうが、選んでいるのは私達ですね。
間違いは間違いとしてしっかりと認めて、すぐに反省していくことが大切ですね。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
物は私すべからず 物は、「天与のもの」、与えられるもの。人間が、無いものをつくり出すのではない。 ここから「物は私すべからざるもの」、「自分勝手にしてはならぬもの」という倫理が生まれてくる。 昔から「…
ものに感謝する ものを用いるときの心がまえはーー、「命をかけて作ったものとして、愛情をかける」ということです。 工人がまごころこめてつくったものを、着たり使ったり、あるいはお百姓が苦心してつくってくれ…
我が力を誇る 楽聖ベートーヴェン、文豪シェークスピア、画聖ラファエロに、英雄ナポレオン、聖雄ガンジーに、誰があなたの生命にそうした大天才をしのぐ力が無いとすることができるか。その力は生命より発揮する。…
一倍半働き、二割減の報酬 真に意義のある人生を送ろうとするなら、人並みの生き方をしているのではいけないでしょう。それには、少なくとも人の一倍半は働いて、しかも報酬うは、普通の人の二割減くらいでも満足し…
逆境に処する態度 逆境に対処するには、われわれは一たい如何なる心がけが必要であろうか。 それに対してわたくしに忘れられないのは「隠岐の聖者」永海佐一郎博士の言われる「幸福は最初は不幸の形をして現れるの…