非礼の礼、非義の義|5月20日のことです。
Release: 2018/05/20 Update: 2018/05/20
非礼の礼、非義の義
非礼の礼、非義の義は、大人は為さず。(離婁下六章)
ひれいのれい、ひぎのぎは、たいじんをなさず。(りろうしもろくしょう)
【訳】
形式的には礼に似ているが、実際には、礼に合わない礼、また、義には似ているが、実際には、義に合わない義は、心ある立派な人は行わないものである。
5月20日、今日の孟子一日一言です。
礼というのは仁が体系的に表れるものと先日の論語で学習しました。
表面的に礼をつくすだけで心がない。
そういう人が非礼、非義なんでしょう。
君子を目指す人物はやはり自分に厳しい人でしょうし、形式でやることはない。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
教誨するを屑しとせざることも 教えも亦術多し。予れ之れを教誨するを屑しとせざることも、是れ亦之れを教誨するのみ。(告子下末章) おしえもまたじゅつおおし。われこれをきょうかいするをいざぎよしとせざるこ…
不享―志を享に役せざればなり 儀、物に及ばざるを不享と曰ふ。惟れ志を享に役せざればなりと。(告子下五章) ぎ、ものにおよばざるをふきょうという。これこころざしをきょうにえきせざればなりと。(こくししも…
平世・乱世 禹・禝は平世に当る。(中略)顔子は乱世に当る。(離婁下二十九章) う・しょくはへいせいにあたる。(ちゅうりゃく)がんしはらんせいにあたる。(りとうしもにじゅうきゅうしょう) 【訳】 禹・禝…
庠序学校を設け為して以て之を教ふ。(中略)学は則ち三代之れを共にす。皆人倫を明らかにする所以なり。人倫上に明らかにして、小民下に親しむ。(滕文公上三章) しょうじょがっこうをもうけなしてもってこれをお…
惟だ仁者は宜しく高位に在るべし 惟だ仁者は宜しく高位に在るべし。不仁にして高位に在るは、是れ其の悪を衆に播するなり。(離婁上首章) ただ、じんしゃはこういにあるべし。ふじんにしてこういにあるは、これそ…