「すなお」とは|3月1日のことです。
Release: 2018/03/01 Update: 2018/03/01
「すなお」とは、張りきって、その時・その場所に一ぱい(全)に充ちていること、楽しく朗らかに力一ぱい働いていることである。だから「スナオ」の元は、はり(緊張)である。春は、張るで、冬の寒さのちぢみ細った草木、とりけものが、のびのびと伸び始める。こうした春の草木を見て「ああスナオだなぁ・・・」と思わぬものがあろうか。緊張とは不用のものは何一つ持たず、むだなことを思わず、青春のような心で力一ぱい働いていることである。ものが本来ある通りになったもの。この姿が緊張であり、すなおである。
丸山敏雄一日一話(幸せになるための366話)の3月1日の言葉です。
スナオが緊張というのはまた変わった表現に感じました。
力一ぱい働くことがすなお。
これ以上ないという張りが必要。
緊張は張りきった状態ですから余計なものは何も入りませんね。
雑念のはいる余地がない。
まだまだ張りきって頑張らなければいけませんね。
今日一日朗らかに安らかに喜んで進んで働きます。
関連コンテンツ
人は人、自分は自分と別々のいきものだと考えるところに、人の世のいろいろの不幸がきざす。 実は人はわが鏡である。自分の心を映す映像にすぎぬ。 親子、夫婦、交友、隣人、すべてわが鏡であって、わが心のままに…
黎民飢えず寒えず 穀と魚鼈と勝げて食ふべからず。材木勝げて用ふべからず。(中略)七十の者帛を衣、肉を食ひ、黎民飢えず寒えず。(梁恵王上三章) こくとぎょべつをあげてくらうべからず。ざいもくあげてもちう…
正しい姿勢 芸道については、どんなことを学ぶにしても、まず大切なことは姿勢です。 剣道、柔道、弓道など日本に古くから伝来した武道はもちろんのこと、近頃盛んになったスポーツも、茶の湯・生花・音楽など、皆…
どんな食物でも、一度我が食膳に上がった以上は、”今日一日の私の命の糧”と有難く思って、あれこれ好ききらいせず、何でも喜んで感謝して食べることが、自然にして当然のことである。 炊事した人が子供たちに、夫…
恭倹 恭者は人を侮らず、倹者は人より奪はず。(中略)恭倹は豈に声音笑貌を以て為すべけんや。(離婁上第十六章) きょうしゃはひとにあなどらず、けんしゃはひとよりうばわず。(ちゅうりゃく)きょうけんはあに…