居は気に移し、養は体に移す|11月9日のことです。
Release: 2018/11/10 Update: 2018/11/10
居は気に移し、養は体に移す
居は気に移し、養は体に移すと、大なるかな居や。(尽心上三十六章)
きょはきにうつし、ようはたいにうつすと、だいなるかなきょや。(じんしんかみだいさんじゅうろくしょう)
【訳】
(昔から)「居るところの地位は気象を変化させ、栄養は肉体を変化させる」といわれている。なるほど、地位というものは実にたいしたものだ。
11月10日、孟子一日一言の言葉です。
なってから変わるということはあると思います。
一度役目を引き受けるとどんどん役目は増えていきます。
断ることも重要と言われますが、今の段階では引き受けることで心が鍛えられるとうことはあります。
やってみなければわからないものです。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
補ひ・助く 春は耕すを省みて足らざるを補ひ、秋は斂むるを省みて給らざるを助く。(告子下七章) 【訳】 春は耕作の状況を見て、種の不足などを補う。秋は収穫の状況を見て、道具や人手不足などを補い、助ける。…
人生の波動 海水は満ちたり引いたり、波は高く山になり深く谷になる。時計の振り子は、右だけに振ることはない、必ず左にも同じように振る。人は呼吸する。はく息とすう息と、同じ力で同じ早さで反対に動く。 世は…
伯夷ー頑夫も廉に懦夫も志を立つ 伯夷は目に悪色を視ず、耳に悪声を聴かず。其の君は非ざれば事へず、其の民に非ざれば事へず、其の民に非ざれば使はず。(中略)故に伯夷の風を聞く者は、頑夫も廉も懦夫も志も立つ…
柳は緑、花は紅 お堀端に、柳の糸が春風に吹かれて、薄緑の若芽をしなやかに波打たせる。花屋のウインドーには、真赤なガーベラの花が束ねられて、花瓶にさしてある。「柳は緑、花は紅」 もともと物そのものは、美…
喜んで税金を納める 喜んで税金を納める人の事業がますます栄え、税を恐れビクビクしたり、いやいやながら納めたり、なるべく納めまいとしたり、期限をおくらせたりする、そうしたけちついた、しみったれた心では、…