よきお客ぶり|7月22日のことです。
Release: 2018/07/22 Update: 2018/07/22
よきお客ぶり
「引き上げぶり」、これは出発にもまして大切なことである。
演説などが、最初の第一声が大切である以上、最後のむすびが肝要である。
噺家などは、出てくる第一声はたいして苦労しない。しかし最後のおとしは、一席のお笑い死生を決定する。
よきお客ぶりというのは、飽かれもせず、早すぎもせず、ちょうどよい潮時に、さっと引き上げて帰る。
7月22日、丸山敏雄一日一話幸せになるための366話、今日の言葉です。
なんでも初めと終わりが重要なことはよく言われることです。
その中でも締めの言葉が重要なんだということがわかります。
噺家が最後の落ちをしくじると大変なことになりますね。
傾聴能力が大事なんですね。人の話を聞くこと。
ちょどよい潮時に話に夢中になっている人の話を締めさせる工夫も必要ですね。
時間は有限なのですから。
今日一日朗らかに安らかに喜んで進んで働きます。
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