中心より面目に達す|3月29日のことです。
Release: 2018/03/29 Update: 2018/03/29
其の親死すれば則ち挙げて之を壑に委つ。(中略)其の顙に泚たるありて睨して視ず。夫の泚たるに非ず、中心より面目に達す。(滕文公上五章)
3月29日の孟子一日一言です。
【訳】
親が死ぬと、その死骸を運び、谷間に棄てた。(中略)(その死骸に鳥獣が群がっているのを見て)人は額に冷や汗を流し、横目でちらっと見るだけであった。その冷や汗は、他者に見られるのを恥じたからではない。心の底から親に対してすまない、忍びないと感じて、顔色ににじみでたのである。
大昔は弔いとはそういう状態だったんですね。
なんとも言えないですね。
それが常識だったのでしょうね。
そののちに埋葬するようになり、国よっては火葬するようになったのですね。
しかし、昔に比べて火葬の時間が短くなりました。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
人格の光 人生は、登山である。目ざすは雲表にそびゆる高峰だ。しかし今登っているのは、森林地帯のしめっぽい道だ、どこも見えない。 何が何でもしっかりと踏みしめて、前の人の足跡を踏んで、先を見ず、空を見ず…
やまとおのことは およそわが身辺に起伏する雑事については、心を微動だもさしてはならぬ。明鏡のごとき不動心を堅持して、泰然として山のごとくではなくてならぬ。 しかしながら、事いやしくしておおやけのこと、…
生命の不滅というのことは、種において、族によって、祖孫を通じてはじめて不滅であって、祖先なき子孫はなく、子孫なくして生命の不滅なる理由がない。 宇宙の大生命は、不断の創造である、自在の生成である。何の…
理義の我が心悦ばすは 理義の我が心悦ばすは、猶ほ芻拳の我が口を悦ばすがごとし。(告子上七章) 【訳】 道理や徳義が万人を「本当にそうだ」と納得させ、満足させることは、牛や豚の美味しい肉が我々の舌を満足…
私の職場 今日一日の私の個性をことごとく、人類の幸福のため世界文化のため有らんかぎりに燃やしたてるのはその職場のほかにないと思うと、おのずからえりを正す気持ちになる。進み勇んで、さっと入って行く、私の…