人間の有限性
Release: 2022/08/04 Update: 2022/08/04
人間の有限性
人間は生まれると同時に、自覚の始まるわけではない。それどころか、人間が真の自覚を発するのは、人生の三分の一どころか二分の一辺まで生きないと、できないことのようです。そしてここに、人間の根本的な有限性があるわけです。【134】
#修身教授録一日一言 #森信三 #毎日投稿 #日常 #毎日ブログ #毎日更新
自覚というものはなかなか生まれてきませんし、自覚してもまたもとに戻るものです。
なんとも愚かと思いますがそう簡単にいくわけはないのです。
自らが気づき、それを克服したものしか力にならない。
そういう意味では追い込まれるというのもいいものです。
しかし、人のせいにするような心持ちはよくありませんね。
なんどもなんども気づきますが戻る。
ゴムと一緒なんでしょうかね。
最大に引っ張っているうちに伸びてもとに戻らなくなる。
そうまでやらないと伸びきらないのかもしれませんね。
関連コンテンツ
自修の人 とにかく人間は、「自己を磨くのは自己以外にない」ということを、改めて深く覚悟しなければならぬと思います。すなわち、われわれの日々の生活は、この「自分」という、一生に唯一つの彫刻を刻みつつある…
教育の意義は立志に極まる 教育の意義は、立志の一事に極まると言ってもよいほどです。故にまた真に志が立つならば、ある意味では、もはやしいて教え込む必要はないとさえ言えましょう。というのも真に志が立ったら…
人間の真の偉さ 人間の真の偉さというものは、その人が自分のすぎさった過去を、現在もどの程度忘れずにいて、これを生かしているか否か、ということによって、決まるとも言えましょう。言い換えれば、自分がこれま…
八のことに十の力で当たる かくして真面目ということは、いわゆる無力な人間のお目出たさではなくて、最も男性的本格的な全力生活だということが分かりましょう。したがってこれを実行上の工夫から申せば、八つのこ…
人生の峠路 諸君たちは、その欲すると欲せざるとにかかわらず一日一日、否、一刻一刻、この人生の峠路に向かって歩みつつあるのであり、実はその一歩一歩が、諸君らの方向を決定しつつあるわけです。【43】 #修…