仕事の心がけ②
Release: 2022/09/12 Update: 2022/09/12
仕事の心がけ②
本末軽重
次に大切なことは、このような自覚に立って、仕事の本末軽重をよく考えて、それによって事をする順序次第を立てるということです。すなわち一般的には大切なことを先にして、比較的軽いものを後回しにするということです。
時には、軽いものは思い切って捨て去る場合もないとは言えないでしょう。捨て去る場合には、断乎として切って捨てるということが大切です。これ畢竟するに私欲を断つの道であるからです。同時に、このような私欲切断の英断が下せなければ、仕事はなかなか捗らぬものです。【177】
#修身教授録一日一言 #森信三 #毎日投稿 #日常 #毎日ブログ #毎日更新
仕事の処理が修養につながる。
急ぐに仕事が先になり、重要で時間のかかるものが後になる。
そんなことが多々ありますね。
ここでいう軽いものは捨て去るということが出来ない場合が多いです。
それでは結局すべての仕事を駄目にする場合ある。
仕事は順序が大切です。
とくとこの点を意識していかねば修養など到底ままならないということですね。
よくよく肝に銘じて順序建てしましょう。
関連コンテンツ
冬菜まくとかき平(な)らしたる土明(あ)かしもの幽けきは昼ふけしなり 島木赤彦 この歌は、これまで紹介してきた歌の中でも、もっとも卓れた歌の一つといってよいでしょう。ではどこがそんなに卓れているかと…
師を持つ われわれ人間が、この二度とない人生を真実に生きようとしたら、なぜ「師」を持たねばならぬのか。それは、われわれ人間は「真理」というものを、単に書物の上で読むだけでは、観念的にしか捉えることが出…
世には、十年一筋の一道を歩む人は少ない。ましてや二十年、三十年、一筋の道を歩き通す人は稀である。恐らく百人中、二、三人しかあるまい。いわんや、五十年一道を歩むに至っては、千人中二、三人が危うかろう。し…
そもそもお金というものは、いわば正宗の名刀のようなものでありまして、使いようによっては非常な威力を発するものですが、それだけにまたその取扱いは、非常に注意を要するわけであります。まず第一に原則として…
人間をつくる三つの要素 人間というものは、これを大きく分けると、だいたい血、育ち及び教えという三つの要素から出来上がると言えましょう【144】 #修身教授録一日一言 #森信三 #毎日投稿 #日常 #毎…