恥づることなき之れ恥づるれば、恥なし|10月10日のことです。
Release: 2018/10/11 Update: 2018/10/11
恥づることなき之れ恥づるれば、恥なし
人以て恥づることなかるべからず。恥づることなきを之れ恥づれば、恥なし。(尽心上六章)
ひともってはずることなかるべからず。はずることなきをこれはずれば、はじなし。(じんしんかみろくしょう)
【訳】
人は恥ずかしいと感じる心がなければならない。もしも、恥ずかしいと感じる心のないことを本当に恥ずかしいと本当に恥ずかしいと感じるようになれば、事前に、恥ずかしいということからは遠ざかれるものである。
10月10日、孟子一日一言の言葉です。
恥ずかしいと感じる心、悔しいと思う心、人は誰でももっていると思います。
それを遠ざけようと何もしないのもまた問題ですね。
人の心はもって生まれて善という孟子先生の言葉ですから、きっとここでは正しい行いをしていない自分に気づこうということでしょうか。
今日も一日頑張ります。
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