恥の人に於けるや、大なり|10月11日のことです。
Release: 2018/10/11 Update: 2018/10/11
恥の人に於けるや、大なり
恥の人に於けるや、大なり、機変の巧を為す者は用つて恥づる所なし、人に若かざるを恥ぢざれば、何の人に若くことあらん。(尽心上七章)
はじのひとにおけるや、だいなり。きへんのこうをなすものはもってはずるところなし。ひとにしかざるをはじざれば、なにのひとにしくことあらん。(じんしんかみななしょう)
【訳】
恥ずかしいと感じる心は、人間にとりきわめて大切なものである。大体、臨機応変のごまかしばかり上手な者は、恥ずかしいと感じる心がないのである。(自分の心)人より劣っていることを恥ずかしいと思わない者が、どうして人並みになることができようか。なれはしない。
10月11日、孟子一日一言の言葉です。
臨機応変のごまかし。
ちょっと感じるものがありますね。反省です。
馴れというのは恐ろしいものです。
常に深く考えずに臨機応変のごまかしをやっているのかもしれませんね。
人より劣っていると感じ、恥ずかしいと思う心を大切にがんばりたいと思います。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
万物は元にもどる 宇宙はそのままで完全である。この全さを、いよいよ明らかにするため、欠け目ができる。しかし、欠け目は必ず元にかえる。 世は、歓楽の交響、光の映発でみちみちている。その喜びを真実にするた…
信念の力 人の世の交わりの元は「信ずる」ことであり、事をなすの根本の力は信念である。 決心の強いか弱いかによって、仕事の成否がきまるが、決心ということは、今までなかった事を、こうしようと信念を定めるこ…
天と取引する ある人が船の売り買いをしていた。時によると、昔の金で何十万かが、全く取れない状態になるときがある。その人の得意は、いかぬと見るや一切請求しない、きれいさっぱりと捨ててします。 それが日頃…
欲望は浄化して 人間的自由は、人間の動物的自由を否定した程度に得られる。 平等とは、働きに応じ、ねうちに応じて得られる。ゆえに分配の平等を望む者は、「真のはたらき」を知るにある。 欲望は、もともと人の…
母は母乳の如く 人を生み、育て、やしなう、これは親の愛である。家庭をつくり、社会をいとなみ、人の世の幸福と文化を生み出だすものとは、人の愛である。 愛の乳は、出しても尽きる時がない。愛は母乳の如く、与…