政を為すこと難からず|4月27日のことです。
Release: 2018/04/27 Update: 2018/04/27
政を為すこと難からず
政を為すこと難からず。(離婁上六章)
まつりごとをなすことかたらず。(りろうかみろくしょう)
【訳】
政治をとるということは、そう難しいことではない。
〇松陰は、「これはおごり高ぶった言葉というべきであるが、この言葉の続く『まず己の身を正して、譜代の重臣達から怨みや怒りを受けないような生き方をし、心服させればいいだけのことである』との一節をふまえると、決してそうではないということが分かる」と述べている。同時に、「己の徳を磨き上げることの難しさ、その実現のために努力や貫き通すことの大切さ」に言及している。
4月26日、今日の孟子一日一言です。
実際はとても難しいことですね。
まして、政治の世界ともなると己の身を正すことの難しさを感じます。
次々と明るみにでる政治家の不正やスキャンダル。
論語や孟子を読んでほしいとも思います。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
「あいさつは誠の先手」と申します。すべて「後手はまけ」、と相場が定まっております。 先手、それはトリックや、さぐりや、用心の手ではありません。思いやりの、親切の、敬愛の先手、これはまずあいさつからです…
自信は仕事の推進力 自信のないことは失敗する。 練習するということは、その仕事なり、競技なりに慣れて間違いないようにするのが、その形から見たところで、その実は、信念をつけるのである。 きっと出来るぞ、…
本業の覚悟 自分の生命をかけての本業、これはたとえどんなことがあっても微動だもしてはならぬ。すべての勢力を傾け、研究をつくし、身をもって実行して、これについての勉強ぶりは天下何人にもひけをとらぬ、とい…
人間的価値の根本 人間の人格的な価値というようなものも、その人が、かようかようのことをしたとか、言ったとかいうことよりも、そうした見えるものを越えて香る気品の床しさこそ、その根本はあるといえましょう。…
学歴は無用 とかく人間というものは、地位とか学歴とかに引掛っている間は、真の徹底した生き方はできないものです。学歴というようなけち臭いものに引っ掛かっている間は、その人の生命は十分には伸び切らないから…