故に兵を知る者は、動いて迷わず、挙げて窮せず。(地形)|6月14日
Release: 2020/06/14 Update: 2020/06/14
故に兵を知る者は、動いて迷わず、挙げて窮せず。(地形)
故知兵者、動而不迷、拳而不窮。
「だからいくさのことをよく知っている者(すなわちいくさ上手)は、味方、敵、地形を三つ完全に把握しているので、一度行動を起こせば迷うことなく、ひとたび事を挙げるとなにが発生しても決してたじろがない」
戦争のことを真によく知っている者は、敵情、味方の実力、それに地形についても通暁(つうぎょう)している。
だから、いったん戦闘状態に入ると勇往邁進し、突発事故が起きても動揺しない。まして苦境に立たされることはないのである。
6月14日、孫子・呉子一日一話(兵法に学ぶ人と組織の動かし方365)の言葉です。
おはようございます。
ここまで知り尽くしていれば必ず勝つ。
たしかにと思います。
逆に言えばここまででなければ負けるともいえる。
戦いは勝てる状態でするものだということですね。
いったれーではいけませんね。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
兵は国の大事にして、死生の地、存亡の道なり。察せざるべからず。(始計) 兵者国之大事、死生之地、存亡之道。不可不察也。(故経之五事、校之以計、而索阻其情。) 「戦争は国家の大事で、国民の生死、国家の存…
衆(しゅう)樹(じゅ)の動くは、来たるなり。衆草の障り多きは、疑わしむるなり。(行軍) 衆樹動者、来也。衆草多障者、疑也。 「木々がゆれ動いているのは、敵がやって来る証拠である。草むらに仕掛けがあるの…
善(よ)く兵を用(もち)うる者は、人の兵屈(へいくつ)するも、戦うに非ざるなり。人の城を抜くも、(謀攻) 善用兵者、屈人之兵、而非戦也、抜人之城、(而非攻也、毀人之国、而非久也。必以全争於天下。故兵不…
これを策(はか)りて得失の計を知り、これを作(おこ)して動静の理を知り、これを形して死生の地を知り、 策之而知得失之計、 作之而知動静之理、 形之而知死生之地、.(角之而知有余不足之処。) 「戦闘にさ…
是の故に、散地には則ち戦うこと無かれ。(九地) 是故、散地則無戦。 「したがって、散地では戦いを避けるべきである」戦場となる地域を、九つの種類にわけたので、以下でそれぞれの地域について、その特長や環境…