故に智将を務めて敵に食(は)む。敵の一鍾(いっしょう)を食むは、吾が二十鍾(にじゅうしょう)に当る。(作戦)|1月20日
Release: 2020/01/20 Update: 2020/01/20
故に智将を務めて敵に食(は)む。敵の一鍾(いっしょう)を食むは、吾が二十鍾(にじゅうしょう)に当る。(作戦)
故智将務食於敵、食敵一鐘、当吾二十鐘、(キカン一石、当吾二十石。)
「それゆえに、知謀にすぐれた将軍は、つとめて糧秣を敵地で調達するように努力する。敵地で調達した穀物の一鍾は自国からはるばる運んで行った穀物の二十鍾分に相当し、(敵地で得た飼料一石は自国から輸送した飼料の二十石分に相当する)」
一鍾は約五十リットル。一石は三十キロ。キカンは飼料のこと。糧秣は敵地で調達する方がよいと説いている。
キカン一石は、吾が二十石に当る。と訓ずる。
1月20日、孫子・呉子(兵法に学ぶ人と組織の動かし方365)の言葉です。
おはようございます。
これをどう考えるかですね。
今の物販物流でいうところはやっぱり在庫をもたず直送してもらうようなシステムの構築が急がれるということでしょうか。
自分ですべてを賄うのはとても大変なことですね。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
兵を形にする極(きょく)は、無形に至る。無形なれば、則ち深間(しんかん)も窺(うかが)うこと能わず、智者も謀ること能わず。(虚実) 形兵之極、至於無形。無形、則深間不能窺,智者不能謀。 「戦闘において…
秋亳(しゅうごう)を挙ぐるも多力と為さず。日月(じつげつ)を見るも明目と為さず。雷霆(らいてい)を聞くも恥耳(そうじ)と為さず。(軍形) 挙秋毫不為多力。見日月不為明目、聞雷霆不為聴耳。 「毛の先を手…
故に善く兵を用うる者は、手を携えて一人を使うが若くす。已むをえざらしむなり。(九地) 故善用兵者、携手若使一人。不得已也。 「そこで、いくさの上手な人間は、全軍を一つにまとめてしまい、あたかも一人の人…
人の地に入ること深くして、城邑(じょうゆう)を背(うしろ)にすること多きものを、重地と為す(九地) 入人之地深、背城邑多者、為重地。 「敵の領内深く進攻し、敵の城や都市に囲まれて戦う場合、そのような地…
これを校(くら)ぶるに計を以てして其の情を索(もと)む。曰く、主は孰(いず)れか有道なる、(始計) 校之以計而索其情。曰、主孰有道、(将孰有能、天地孰得、法令孰行、兵衆孰強、士卒孰練、賞罰孰明。吾以此…