是の故に、散地には則ち戦うこと無かれ。(九地)|6月26日
Release: 2020/06/26 Update: 2020/06/26
是の故に、散地には則ち戦うこと無かれ。(九地)
是故、散地則無戦。
「したがって、散地では戦いを避けるべきである」
戦場となる地域を、九つの種類にわけたので、以下でそれぞれの地域について、その特長や環境をとらえ、それに応じて指揮官のとるべき作戦を説明している。
”散地”とは、自分の領土内でいくさをするばあいである。
自国内で戦闘をすれば、勝っても負けても損害を受ける。したがって、戦わないのにこしたことはない。
6月26日、孫子・呉子一日一話(兵法に学ぶ人と組織の動かし方365)の言葉です。
おはようございます。
自国内で戦わない。
自国内で戦わないようにするためにはどうすべきかですね。
攻めてきた場合はどうするか。
攻められないようにするにはどうするか。
常に考えていくことが大事です。
今日も一日がんばります。
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