百姓親睦す|3月15日のことです。
Release: 2018/03/15 Update: 2018/03/15
死徙郷を出づるなく、郷田井を同じうし、出入相友とし、守望相助け、疾病相扶持すれば、則ち百姓親睦す。(滕文公上三章)
ししきょうをいずることなく、きょうでんせいをおなじうし、しゅつにゅうあいともとし、しゅぼうあいたすけ、しっぺいあいふじすれば、すなわちひゃくせいしんぼくす。(とうぶんこうかみだいさんしょう)
【訳】
(よき政治をすれば)一家の働き手が死んでも、遺族は他郷に流浪することはなく、ふるさとを離れる者もいなくなる。田んぼは共同耕作し、田畑への出入りも互いに誘い合い、盗賊等の見張りなども力を合わせて助け合い、病気の時などは互いに看病し合うようになれば、百姓は皆優しく、むつまじくなるものである。
3月15日、今日の孟子一日一言です。
日本は豊かです。
今のこの現状が長く続くとは到底思えないと認識しなければなりませんね。
いつ何があってもおかしくない。
しかし苦難は幸福の門です。
危機に直面しなければ政治も国民も変わらないですね。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
捨てる生き方 洋上で沈没したたくさんの船の乗客、その中で奇跡的にふしぎな命を助けられた人、それは何もかも捨ててしまって身一つであった人であった。 また、長途の行軍。ことに戦い利あらず退却の行軍を経験し…
無量の生命への感慨 親は何故に大切にしなければならぬのでしょうか。それはわがこの生命を生み、かつ今日まで育ててくれた大恩があるからです。しかもわれわれは、このようにひとりわが一身のみならず、わが生命の…
歳を罪することなくんば 王、歳を罪することなくんば、斯に天下の民至らん。(梁恵王上三章) おう、としをつみすることなくんば、ここにてんかのたみいたらん。(りょうけいおうかみさんしょう) 【訳】 王がも…
武士道が育んだ文化 我が国の歴史上に、いわゆる中世という七百年、この時代は中堅階級の武士であったが、彼らは堅固な道義を築きあげて、社会生活をもちつづけたばかりでなく、日本文化の精髄を磨き出した。これは…
「種のまき方」--それにはまず偉人の伝記を十冊読んで、その中から自分の一番好きな人を一人つきとめるのです。物事は最後の一つをつきつめないとだめです。偉人といわれる人はたくさんおられます。しかし、最後に…