相手に合わせる|11月10日のことです。
Release: 2018/11/10 Update: 2018/11/10
相手に合わせる
和合一致は、人の望むところ、排撃闘争は、人の好まぬところ。にもかかわらず、憎しみ、争いの絶える時がない。これはどこから来るのであろうか。逆になっているからである。和するということは、自分がその環境の中に入り、自分が相手に向かって、進んでなごむ、むつむ、心をやわらげる、行ないを合わせるのである。
和合のただ一つの秘法は、自分から進んで相手に合わすことである。また向こうのそうなるまで、じっと待っている。ここに人生は、必ず争いを知らぬ平和の世と変わってくる。
11月10日、丸山敏雄一日一話幸せになるための366話、今日の言葉です。
この領域までいければ本当に争いごとはなくなるのでしょうが実際にはかなり難しいことです。
だから、いつまでも争いは絶えないというのは納得ですね。
納得いくことは合わせる。納得いかないことは断固として合わせない。
こういうことも必要だと思います。
今日一日朗らかに安らかに喜んで進んで働きます。
関連コンテンツ
失業しても ある人が職を失った。会社の社長であった。しかし、「休んでなるものか、働くぞ」と決心して、家の前の掃除を始めた。 ある会社の門衛が欠けた。このごろ道をはくので評判の元社長の話があった。今まで…
体は心の入れ物 体は、心の「入れ物」である。形のない「心」を映し出したものが、「体」である。「から(空・殻・柄)」であって、心という中身の入れ物である。 重箱やトランクのように初めから形が定まっていて…
好ききらいせぬこと 物は、もともと与えられぬもの。 秋の収穫、漁の大小、すべて喜ぶ。 仕入れの出来た商品(仕入れまで選択し、すこしでも良いものを得ようと努力することは、当然である)、これこそ天下一品の…
これがよい ある家庭の実話である。半年くらい前、ある事情から家屋敷を他人にゆずった。家人たちも悲しみにとざされた。 かくして幾日かのもだえの後、「これがよいのだ」と思い至った主人は、一家の人たちにこれ…
約束は必ず守る だらしない人は、その人の周囲が、その人の心の通りにだらしなく動いていく。それで所々穴のあるままの網をうつごとく、またここかしこに石をぬいた石垣のように、その事業は、形は花やかに見えても…