礼・義を以て|7月6日のことです。
Release: 2018/07/07 Update: 2018/07/07
礼・義を以て
孔子は進むに礼を以てし、退くに義を以てす。(万章上八章)
こうしはすすむにれいをもってし、しりぞくにぎをもってす。(ばんしょうかみはっしょう)
【訳】
孔子は進んで仕えるにも、退いて去るにも、礼儀の道にはずれないようにした。
〇松陰は、朱子の註に引用されている。「『礼はへりくだることである。進んで仕える時には、礼によってはやる気持ちを抑える。義は断固たる処置を意味する。退く際には、義によって自分の心をきっぱりと決める』との徐氏の言葉は非常に分かりやすい」と記している。
7月6日の孟子一日一言です。
礼というのは”他人に対する思いやりを表現する”と武士道にあります。
仕えるときも退く時もきっとしっかりしていたんでしょうね。
仕えてみてやっぱり違う時はとても悲しいことです。
なんとか君主を善政に導こうとしてもなかなか難しい。
自分がどんなに心を痛めて君主に進言しても受け入れられない。
簡単ではないし人は変わらないですね。
しかし、自分自身は納得いく状態をつくりたいものです。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
三十年を生き抜く 道元禅師は「某は坐禅を三十年余りしたにすぎない」と言うておられますが、これは考えてみれば、実に大した言葉だと思うのです。本当に人生を生き抜くこと三十年に及ぶということは、人間として実…
万物は元にもどる 宇宙はそのままで完全である。この全さを、いよいよ明らかにするため、欠け目ができる。しかし、欠け目は必ず元にかえる。 世は、歓楽の交響、光の映発でみちみちている。その喜びを真実にするた…
万事は好転する 四囲の物質は、人を生かし、守り、正しい方向を示し、苦難を脱却せんと不断の努力をつづけている。 心朗らかに働いていれば万事は必ず好転する。 それで事情がどのように悪化しようと、商品が売れ…
苦悩から逃げない 苦難は人を殺すためにあるのではない。人をより善くし、より一歩を進めさせようと向上させようとしているのである。 一世の師表と仰がれる人々はもとより、世のいわゆる成功者という人たちについ…
苟も王政を行はば四海の内皆首を挙げて之れを望み、以て君と為さんと欲す。齊・楚大なりと雖も何ぞ畏れん。(滕文公下五章) いやしくもおうせいをおこなわばしかいのうちみなこうべをあげてこれをのぞみ、もってき…