自覚の第一歩|1月2日のことです。
Release: 2019/01/02 Update: 2019/01/02
自覚の第一歩
人の自覚(己を知る)の第一歩は、ここが一ばんよい、天下一品のえらばれた土地である、と知ることである。
今がまた二度とない時であることを、はらの底から自覚する。それが人間の一年生である。
だから、今直面していることが一ばん良いことであり、今の環境は、ただ爾の為にかく用意され、かく運転され、かく選ばれていることを、しみじみと悟る。
ここに自然に喜びの世界があらわれて、すべてが歓喜に輝く。
1月2日、丸山敏雄一日一話幸せになるための366話、今日の言葉です。
今が一番ということを自覚しなければいけないのですね。
この時間、この状況に感謝をする。
難しい時もありますがそういう心でいることは大事ですね。
今日は何をしようか考えるのもまた楽しいものです。
今日一日朗らかに安らかに喜んで進んで働きます。
関連コンテンツ
我の外に何物もなし 実は、世に我の外には何もないのである。我が目で見た花であり、我が耳が捕えた鳥であり、我が手がふれた物質であり、我が全身に知った人類であり、社会であり、科学であり、芸術である。 我あ…
苦難を迎える心 苦難には、それぞれ原因がある。その原因は、すぐに自分で処置できることと、自分でどうにもならぬこととがある。 それが、苦難に出会った時、驚いたりきらったり恐れたりすると、目がくらんで―心…
これがよい ある家庭の実話である。半年くらい前、ある事情から家屋敷を他人にゆずった。家人たちも悲しみにとざされた。 かくして幾日かのもだえの後、「これがよいのだ」と思い至った主人は、一家の人たちにこれ…
薫風 郊外に出てみると、もうすっかり新緑だ、初夏だ。世はまっくら闇であるが、自然の、何という美しさだろう。何百年、何千年前の、そのままの草・木・鳥の声、人がどう変わろうと、少しも変わらぬ、動かぬ、昔の…
真実は心の中にあり 物は、一つの所につかまって、そこだけ見ては、ほんとうの事はわからぬ。「井の中のかわず」とか、「針の穴から天をのぞく」とか言うのは、そのことであろう。 高い所の上がって見下ろしてみる…