補ひ・助く|9月18日のことです。
Release: 2018/09/20 Update: 2018/09/20
補ひ・助く
春は耕すを省みて足らざるを補ひ、秋は斂むるを省みて給らざるを助く。(告子下七章)
【訳】
春は耕作の状況を見て、種の不足などを補う。秋は収穫の状況を見て、道具や人手不足などを補い、助ける。
〇松陰は、「もしも民衆の足らないものを補助することだけが巡行の目的であれば、君主自身が行う必要はない。私は、却って、巡行すれば、民は接待に追われ、また、巡行した地方だけに補助が行なわれることが心配である」と記している。
9月18日、孟子一日一言の言葉です。
足りないものだけを補うのではだめなんですね。
これを職場と捉えますと、道具だけをを良くして言っても人の教育がしかっりとしていなければ宝の持ち腐れということでしょうか。
言葉ではわかりますがやっぱり実行していくことが大事なんでしょうね。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
学歴は無用 とかく人間というものは、地位とか学歴とかに引掛っている間は、真の徹底した生き方はできないものです。学歴というようなけち臭いものに引っ掛かっている間は、その人の生命は十分には伸び切らないから…
天下を服す 善を以て人を服する者は、未だ能く人を服するものにあらざるなり。善を以て人を養ひて、然る後に能く天下を服す。天下心服せずして王たる者は未だ之れあらざるなり。(離婁下十六章) ぜんをもってひと…
急に暴にして而る後に其の衆を畏るるは、不精の至(いた)りなり。 先暴而後畏其衆者、不精之至也。 「最初はどなり散らしたりして手荒く部下を使い、あとで離反を恐れてご機嫌をとったりするのは、上の者が下の者…
決死の覚悟 鉢巻は、いざという時、「我が身は神の占めるところとなれ。神様に差し上げるから、神よ、我が身を拠りどころ(依代)として乗り移れ」というような心持ちでしめたのである。決死の覚悟を決めたというし…
真実の道 実は真実の道というものは、自分がこれを興そうとか、あるいは「自分がこれを開くんだ」というような考えでは、真に開けるものではないようです。では、真実の道は、一体いかにして興るものでしょうか。そ…