万物皆我れに備はる|10月8日のことです。
Release: 2018/10/08 Update: 2018/10/08
万物皆我れに備はる
万物皆我に備はる。身を反みて誠なる、楽しみこれより大なるはなし。(尽心上四章)
ばんぶつみなわれにそなわる。みをかえりみてまことになる、たのしみこれよりだいなるはなし。(じんしんかみよんしょう)
【訳】
万物の道理は皆自分の本性に備わっている。我が身を反省してみて、誠実である(一点のいつわりもなく、まごころにも欠けてないという境地を認める)ことができれば、これ以上の大きな楽しみはない。
10月8日、孟子一日一言の言葉です。
人には生まれながらに備わっている本性というものがある。
今日の自分は誠実であったというような心境の時はそれは誇らしげで楽しいものですね。
そんな日はやっぱり仕事をしている時かもしれません。
休日で雨ふりで家にいて誠実だったというようなことはありませんから。
働くということはたくさんの楽しみを実際頂いていると感謝しなければなりませんね。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
逃げるから苦しい 行き詰っては打ち開け、開けてはまた行きづまる、それが人生の進行の相であり、ここに妙味がある。なにを、自ら求めて苦しんでいるのだろう。 事情の苦しみ、境遇のもだえ、これは自分で苦しむか…
気品 気品というものは、人間の修養上、最大の難物と言ってよい。それ以外の事柄は、大体生涯をかければ、必ずできるものですが、この気品という問題だけは、容易にそうとは言えないのです。【148】 #修身教授…
見るは、知るの端である。知ることによって、敬が高まり、和が強まり、愛が深まる。まさに歌境に入る出発点は、見ることである。じっと見ることである。そのまま見ることである。 見ることによって、形、色、香と性…
性欲の問題② すなわち人間の力、人間の偉大さというものは、その旺盛な性欲を、常に自己の意志的統一のもとに制御しつつ生きるところから、生まれてくると言ってもようでしょう。かくして初めてそこに人間としての…
自立の覚悟を養う 高等小学では、「一刻も早く親のすねかじりから脱して、自立する覚悟をさせる」ということが大切です。これが教育の第一歩です。それ故どんな教課においても、最後のところはそこへ落としておかね…