兵は詭道なり。(始計)|1月7日
Release: 2020/01/07 Update: 2020/01/18
兵は詭道なり。(始計)
兵者詭道也。
「いくさとは、しょせん、だまし合いであるのだ」
ここの”兵”とは戦争とか戦闘という意味。
この言葉ほど物議をかもしているものはない。兵法書としては、この語はあまりにも冷ややかであるというので、古来、その是非の論争がくりかえされてきた。
著者を弁護する学者や軍人は”詭道”を多義に解し、それも一つの”道”に違いないと説く。いっぽう、儒者を中心として批判的な人も多い。この語は、著者がけっして戦争を美化して考えない、という証左となっている。
1月7日、孫子・呉子一日一話(兵法に学ぶ人と組織の動かし方365)の言葉です。
関連コンテンツ
これがよい ある家庭の実話である。半年くらい前、ある事情から家屋敷を他人にゆずった。家人たちも悲しみにとざされた。 かくして幾日かのもだえの後、「これがよいのだ」と思い至った主人は、一家の人たちにこれ…
死生を超える道 偉大な人の生命の誠は、肉体の死んだ後にもその威力を失わないものであります。否、肉体が解体すると、かえってその人の誠は、自在にその威力を発揮してくるとも言えましょう。何となれば、もはや、…
現在に生きる 人は常に、現在の一瞬に生きている。そのほかは我はなく、これを外しては人生はない。 過去はすぎさった現在であり。未来は来ようとする現在である。ただ今に生きる、これが人生である。 現在の一瞬…
時間の問題を解く ほんとうの真面目な生活、すなわち全力的な生活に入るには、どうしても時間を無駄にしないということが、何よりも大切な事柄になるわけです。しかしこの時間の問題も、結局はその人の根本の覚悟い…
万事は好転する 四囲の物質は、人を生かし、守り、正しい方向を示し、苦難を脱却せんと不断の努力をつづけている。 心朗らかに働いていれば万事は必ず好転する。 それで事情がどのように悪化しようと、商品が売れ…