兵を用うるの法、十なれば則(すなわ)これを囲み、五なれば則(すなわ)これを攻め、(謀攻)|1月28日
Release: 2020/01/28 Update: 2020/01/30
兵を用うるの法、十なれば則(すなわ)これを囲み、五なれば則(すなわ)これを攻め、(謀攻)
用兵之法、十則囲之、五則攻之、(倍則分之、敵則能戦之、少則能逃之、不若則能避之。故小敵之堅、大敵之擒也。)
「戦闘上の原則としては、十倍の兵力があれば敵を包囲し、五倍の兵力なら敵を攻めまくり、(二倍程度の兵力なら全力を尽くして戦い、劣勢のときには退き、勝ち目がなければ戦わない。兵力を無視してしゃにむに戦えば、強大な敵のえじきになるだけだ)」。倍になれば則ちこれを分ち、敵にすれば則ち能くこれと戦い、少なければ則ち能くこれを逃れ、若(しか)ざれば則ち能くこれを避く。故に小敵の堅(けん)は、大敵の擒(とりこ)なり。と訓ずる。
1月28日、孫子・呉子(兵法に学ぶ人と組織の動かし方365)の言葉です。
おはようございます。
それぐらにの絶対的な戦力差がなければ戦うな。
ひっそり力をためていかねばなりませんね。
10倍、5倍の戦力差を。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
敵近くして静かなるは、其の険を恃むなり。遠くして戦いを挑むは、人の進むを欲するなり。(行軍) 敵近而静者、恃其険也。遠而挑戦者。欲人之進也。(其所居易者、利也。) 「敵軍がわが方の(または逆)近くまで…
軍争は利たり。軍争は危たり。軍を挙げて利を争えば、則ち及ばず、(軍争) 軍争為利。軍争為危。挙軍而争利、則不及、(委軍而爭利、則輜重捐。) 「戦闘によって勝利を得れば、戦局は有利になるが、反面、危険も…
鳥の集まるは、虚しきなり。(行軍) 鳥集者、虚也。 「敵軍の上に鳥がむらがっているのは、陣を張っているように見せかけているが、実はすでに軍を引き払っており、そこには敵がいない証拠である」”虚”とは中身…
一に曰く道、二に曰く天、三に曰く地、四に曰く将、五に曰く法なり。(始計) 一曰道、二曰天、三曰地、四曰将、五曰法。(道者令民与上同意也。故可予之死、可与之生、而不畏危也。) 「五つの基本原則とは、道、…
故に兵は勝つことを貴(たつと)び、久しきを貴(たつと)ばず。故に兵を知るのは将は、生民の司命(しめい)、(作戦) 故兵貴勝、不貴久、故知兵之将、生民之司命、(国家安危之主也。) 「戦争は、勝つことが一…