兵を用うるの法、散地有り、軽地有り、争地有り、交地有り、衢地有り、重地有り、(九地)|6月16日
Release: 2020/06/16 Update: 2020/06/16
兵を用うるの法、散地有り、軽地有り、争地有り、交地有り、衢地有り、重地有り、(九地)
用兵之法、有散地、有軽地、有争地、有交地、有衢地、有重地、(有圮地、有囲地、有死地)
「軍を運用する法則として、戦場となる地域に応じて戦うということがある。戦場となる地域には、散地、軽地、争地、交地、衢地、重地(圮地、囲地、死地の九種類がある)」
前の章で、地形について論じ、各地形の特長とそこでの戦い方を説明しているが、この章では地域の種類、特長、各地域での作戦要領などについてくわしく論じている。孫子は、戦場となる地域の性質を九つに分け、それぞれに対応する戦い方として、”九地の法”をあげている。
6月16日、孫子・呉子一日一話(兵法に学ぶ人と組織の動かし方365)の言葉です。
おはようございます。
孫子の兵法は結構箇条書きのようなものが多いように感じますね。
場所場所での戦い方を間違えると負けるのでしょうね。
常に考えることは最小で最大の効果を上げていくこと。
兵は国の大事ですから。
今日一日がんばります。
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