勢いに任ずる者は、其の人を戦わしむるや、木石を転ずるが如し。木石の性は、(兵勢)|2月26日
Release: 2020/02/26 Update: 2020/03/01
勢いに任ずる者は、其の人を戦わしむるや、木石を転ずるが如し。木石の性は、(兵勢)
任勢者、其戦人也、如轄木石、木石之性、(安則静、危則動、方則止、円則行。故善戦人之勢、如転円石於千初之山者、勢也。)
「勢いに乗れば部隊は坂道を転がる丸太や石のように思いがけない力を発揮する。丸太や石は、(平らな場所では静止するが坂道では動きさす。また、四角なものは静止するが丸いものは転がる。巧みに人を戦わせるとは丸い石を千仞(せんじん)の山に転がすようで、これが勢いというものだ)」
安なれば則ち静かに、危なれば則ち動き、方なれば則ち止まり、円なれば則ち行く。故に善く人を戦わしむるの勢い、円石を千仞(せんじん)の山に転ずるが如きは、勢いなり。
2月26日、孫子・呉子一日一話(兵法に学ぶ人と組織の動かし方365)の言葉です。
関連コンテンツ
兵は詐を以て立ち、利を以て動き、分合を以て変を為す者なり。(軍争) 兵以詐立、以利動、以分合爲變者也。 「作戦行動の基本は、敵をあざむくことである。有利な状況をつくりだして行動し、しかも、兵力を分散さ…
疾(と)く戦えば則ち存(そん)し、疾く戦わざれば則ち亡ぶるものを、死地と為す。(九地) 疾戦則在、不疾戦則亡者、為死地。 「速やかに戦えば生存できる可能性はあるが、速やかに戦わなければ全滅する恐れがあ…
兵に常勢(じゅうせい)無く、水に常形(じょうけい)無し。能く敵に因りて変化し而(しか)して勝を取る者、これを神と謂う。 兵無常勢、水無常形、 能因敵變化而取勝者、謂之神。(故五行無常勢、四時無常位、日…
是(こ)の故に、馬を方べ輪を埋むるもの未だ恃(たの)むに足らざるなり。勇を斉えて一の若くするは、(九地) 是故、方馬埋輪、未足恃也。斉勇若一、(政之道也。剛柔皆得、地之埋也。) 「こういうわけで、戦闘…
我以て往くべく、彼を以て来るべきもの、交地と為す。(九地) 「わが軍も攻め入ることができるし、敵軍もやって来ることのできる地域を交地という」”交地”とは、かんたんにいえば、敵も味方もたやすく進攻できる…