半杓の水で|4月16日のことです。
Release: 2018/04/16 Update: 2018/04/16
半杓の水で
心すべきは水を粗末にせぬということです。
ある高僧は、ひしゃくに河水をくみ、半杓をもって朝の洗面をすまし、残りの半杓は、ていねいに川にもどしたと申します。
今、福井県永平寺に参拝致しますと、電車をすててしばらく上った谷川に、「半杓橋」という橋がかかっています。これがその聖なる遺跡だと聞きます。
丸山敏雄一日一話幸せになるための366話、4月16日のことです。
水は神聖なものという考えは大昔からあります。
それはきっと人間は水が無ければ生きてはいけないからでしょうね。
大切な自然の恵みだということをすぐに忘れてしまいます。
そして、半分くらいの気持ちで余裕をもつことも時として必要かもしれません。
行動いついても余裕を持つことが必要ですね。
今日一日朗らかに安らかに喜んで進んで働きます。
関連コンテンツ
これがよい ある家庭の実話である。半年くらい前、ある事情から家屋敷を他人にゆずった。家人たちも悲しみにとざされた。 かくして幾日かのもだえの後、「これがよいのだ」と思い至った主人は、一家の人たちにこれ…
商品は我が子 農家は、お米や麦や豆を我が子のように可愛がり、はじめてよい収穫がえられます。だと致しますと、あなたの商品は何ですか?あなたの店にある間、あなたの家族だし、子や孫です。心から可愛がり大切に…
大物にぶつかれ! このごろ歌がいくらでもできる、と思うときは、もう型をつくりだしたとき、そして、逆行の第一歩だと思わなければならぬ。 やっても、やっても、ものにならぬ。さっぱりわからなくなったときこそ…
守成は退歩 世に「守成」という言葉がある。「創業はやすいが、守成はむずかしい」と。 創業は新しいことを築き上げて日々進んでいるのであり、守成とは過ぎたものを守っているので日々あとしぎりをしている。進歩…
燃える希望を掲げよ 事業に対して、燃えるような希望をもっているか。 事業の底に巌のごとき信念が坐っているのでなければ、ヒヤヒヤと恐れ心配する心の上には希望の光は発しない。 太陽のような巨大な希望を高く…