君の臣を視ること手足の如ければ|5月16日のことです。
君の臣を視ること手足の如ければ
君の真を視ること手足の如ければ、則ち臣の君を視ること腹心の如し。君の臣を視ること犬馬の如ければ、則ち臣の君を視ること国人の如し。(離婁下三章)
きみのしんをみることてあしのごとければ、すなわちしんのきみをみることふくしんのごとし。きみのしんをみることけんばのごとければ、すなわちしんのきみをみることこくじんのごとし。(りとうしもさんしょう)
【訳】
主君がその家臣を自分の手足のように大切に扱えば、家臣はその御恩に感じて、主君を自分の腹や心のように大切にします。しかし、(逆に)主君が家臣を飼い犬や馬のように扱う(つまり、敬うという気持ちがない)ならば、家臣もまた主君を道ばたの人のように見て、御恩など感じなくなります。
5月16日、孟子一日一言、今日の言葉です。
人の上に立つ人には大事な要素ですね。
一人でやれることには限度がありますから二人三人となるためには考え方の共有が必要ですね。
それが飼い犬や馬のように扱ったのではとてもついて来てくれるわけはありません。
人は慣れてくると勘違いしがちですね。
自分一人で生まれてきたわけではありません。
感謝や思いやりを忘れてはいけませんね。
今日も一日がんばります。