君子は之れを存す|6月3日のことです。
Release: 2018/06/03 Update: 2018/06/03
君子は之れを存す
人の禽獣に異る所以のもの幾ど希なり。庶民は之れを去り、君子は之れを存す。(離婁下十九章)
ひとのきんじゅうにことなるゆえんのものほとんどまれなり。しょみんはこれをさり、くんしはこれをそんす。(りろうしもじゅうきゅうしょう)
【訳】
人間が鳥や獣と違っている点はわずかである。(それはいうまでもなく、仁義の心があるか否かである)。普通の人はこのわずかな仁義の心を棄ててしまい、心ある立派な人はこれを大事にもち続けている。
孟子一日一言、6月3日の今日の言葉です。
人がなぜ、動物と違うのかなどについて考えたこともありませんでしたが理性というものが人間にはありますね。
事件を起こすような人はどこかでなにかが欠落しているのでしょうね。
仁義とはなにか。
人が踏み行うべき道とあります。
人間として生まれたのですか人の道を少しでも知らなければいけませんね。
思いやりの心、正しい行い。
しかし、一番難しいですね。
感情、欲。
様々な本能的なものから自分を抑制することが人間なのかもしれません。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
意を以て志を逆ふ 詩を説く者は、文を以て辞を害せず、辞を以て志を害せず、意を以て志を逆ふ。是れ之れを得たりと為す。(万章上四章) しをとくものは、ぶんをもってじをがいせず、じをもってこころざしをがいせ…
物の情 夫れ物の斉しからざるは物の情なり。(滕文公上四章) それもののひとしからざるものはじょうなり。(とうぶんこうかみだいよんしょう) 【訳】 そもそもどんなものでも違いあって同じではないということ…
聖人―形を踏む 惟だ聖人にして然る後に以て形を踏むべし。(尽心上三十八章) ただせいじんにしてしかるのちにもってかたちをふむべし。(じんしんかみさんじゅうはっしょう) 【訳】 ただ聖人だけが(体や顔な…
見行可・際可・公養の仕 孔子には見行可の仕あり、際可の仕あり、公養の仕あり。(万章下四章) こうしにはけんこうかのつかえあり、さいかのつかえあり、こうようのつかえあり。(ばんしょうしもよんしょう) 【…
狂者は進みて取り、獧者は為さざる所あるなり 狂者は進みて取り、獧者為さざる所あるなり。(尽心下三十七章) けんしゃはすすみてとり、けんしゃはなさざるところあるなり。(じんしんしもさんじゅうななしょう)…