君子は命と謂はざるなり|12月11日のことです。
Release: 2018/12/14 Update: 2018/12/14
君子は命と謂はざるなり
仁の父子に於けるや、義の君臣に於けるや、礼の賓主に於けるや、智の賢者に於けるや、聖の天道に於けるや、智の賢者に於けるや、聖の天道に於けるや、命なれども、性あり。君子の命と謂はざるなり。(尽心下二十四章)
じんおふしにおけるや、ぎのくんしんにおけるや、れのひんしゅにおけるや、ちのけんじゃにおけるや、せいのてんどうにおけるや、めいなれどもせいあり、くんしはめいといわざるなり。(じんしんしもにじゅうよんしょう)
【訳】父子の間の仁、君臣の間の義、客と主人との間の礼、賢者にとっての知性、天道にとっての聖徳、(これらの道徳は誰しも望みどおりにいくとは限らず)これらは天命では、人間の本性に根ざしたものであるので、有徳の君子は天命だとして諦めない(で、あくまで努力を続ける)のである。
12月11日、孟子一日一言の言葉です。
あきらめずに続けていく。
これしかないんですね。
やらなければいけないことは誰しもがわかっているし、よいことだともわかっていても出来ない。
そういう自分がいつか少しでもなくなっていくように努力しなければなりません。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
君子の徳は風なり 上、好む者あれば、下、必ずこれより甚しき者あり。君子の徳は風なり、小人の徳は草なり、草は之れに風を尚ふれば必ず偃す。(滕文公上首章) かみ、このむものあれば、しも、かならずこれよりは…
教ふるに人倫を以て 人の道あるや、飽食暖衣、逸居して教なければ、則ち禽獣に近し。聖人之れを憂ふるあり、契をして司徒たらしめる教ふるに人倫を以てして、父子親あり、君臣義あり、夫婦別あり、長幼序あり、朋友…
聖人ー然りとする所を得たるのみ 聖人は先づ我が心の同じく然りとする所を得たるのみ(告子上七章) せいじんはまずわがこころのおなじくしあしかりとするところをえたるのみ(こくしかみななしょう) 【訳】 聖…
義ー長ずるもの・長とするもの 長ずるもの義か、之を長とするもの義か。(告子上四章) ちょうずるものぎか、これをちょうとするものぎか。(こくしかみよんしょう) 【訳】 (孟子がいわれた)「(告子も、年長…
道を尽して 舜親の事ふるの道を尽して瞽瞍予を底す。瞽瞍予を底して天下化す。(離婁上二十八章) しゅんおやにつかうるのみちをつくしてこそうよろこびをいたす。こそうよろこびをいたしててんかかす。(りろうか…