大賢は愚なるがごとし。|4月9日のことです。
Release: 2019/04/09 Update: 2019/04/09
大賢は愚なるがごとし。
命一ぱいに生きること、力一ぱいに働くこと、腹一ぱい食べること、全身の心の底から眠ること、全霊にもえたって喜ぶこと。
その悉くが極まって、何ともない相に帰ったもの、平々凡々、大賢は愚なるがごとし。
小さい己の智慧才覚に酔わず、ただ自然に乗托して、大宇宙の合して一となった心、相、そのとき、これに比すべき何物もなく、己をさまたげる一物もなく、悠々自適、まさに天井天下唯我独尊の妙境に優遊する。
丸山敏雄一日一話幸せになるための366話、4月9日の言葉です。
大賢は愚なるがごとしを調べてみますと本当の賢い人というのはわかりずらいとのことです。
ぼっとしてる人がいても紙一重なのでよく観察することが必要。
宇宙と合致というとなんだか大げさに感じますが大きな世界からみれば人は小さな存在で自分自身ではどうにもならないことも多いということを知らなければなりませんね。
ただただ精一杯やれということなんでしょうか。
今日一日朗らかに安らかに喜んで進んで働きます。
関連コンテンツ
動そのまま不動 万物万象ことごとく、常に変わりあらたまって、息(やす)む時がない。しかもそのまま、少しも「かわらぬ」。 「動」の側よりこれを見れば、常にやすみなく動いている。しかも、それが「不動」の側…
古人を友とする 私はだれでも得られる良友を、諸友にお勧め致したいのです。これは、古人を伴とするのです。 一貫不断の努力をつづけて一事に達した人々の伝記は、時の古今をとわず、所の東西をとわず。皆私どもを…
事業の目的 この仕事は、何のためにするのか、だれのためにするのか。 これまでは、自分の金もうけのため一家の幸福のためであり、それが当然と思い、何の疑いも持たなかった。 それが実は、さかさまである。人の…
三軍すでに惑い且つ疑わば、則ち諸侯の難至らんかな。是を軍を乱し勝ちを引くと謂う。 三軍既惑且疑、則諸侯之難至矣、是謂乱軍引勝。 「こうして全軍に混乱が生じ不信感が植え付けられると、そのすきに乗じて、他…
主体を立てる 「一剣を持して起つ」という境涯に到って、 人は初めて真に卓立して、 絶対の主体が立つ。 甘え心やもたれ心のある限り、 とうていそこには到り得ない。 #森信三一日一言 #森信三 #森信三運…