引き上げぶり|7月3日のことです。
Release: 2019/07/03 Update: 2019/07/03
引き上げぶり
仕事の場合、時間がきたら、さっさと引き上げる。それは最もよいことである。
すべての仕事を、始末をつけ後片付けをして、道具、機械、物、そうした私の一日の仕事を助けてくれ、そうさしてくれた、すべてのものに感謝のあいさつをし、目礼して引き上げる。
一世の名匠、技術人たちは、その用具に対して、機械に向かって、そのはじめ、心をこめてこれをおがみ、これをいただき、またその終わりには、これをいただき、なでさすり、これをおがんで、「ありがとう」とまごころを尽くす。
7月3日、丸山敏雄一日一話幸せになるための366話、今日の言葉です。
基本は大事にする心ということでしょうね。
その気持ちを忘れて機械のせいにする。
道具のせにする。
そういうことがいけないのでしょうね。
道具も機械もそれ自体に問題があることはありません。
常に自分の心の問題ですね。
心が変わるということが大事なことですね。
それもまたくせのようになりますから常に刺激を与えることが必要ですね。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
希望に満ちた人生 耳にあるものは聞け、目にある者は見よ。偉大なる舞台を、天然のバックを、日月星の照明を、花鳥の彩色を、風浪の奏楽を、その主役の妙技を、助演者の活芸を・・・。 何という神の演劇、いったい…
耳という心の関門 聞えぬことを無理に聞こうとして、聞き耳を立てたり、また聞いても聞かぬふりをしたり、耳をとおしてわが心を偽ることは皆、耳の機能をにぶらせ、耳を聞えなくすることである。 「風疎竹に来る …
朝のうがい 人の精神の働きは、目・耳・鼻・皮膚などより入って、口より言語となって出てくる。人の働きのうち、口によるものが、どんなに大切なことでありましょう。 この大切な口を、まず清めてすすぐ、これが朝…
二宮尊徳の教え 早起きで有名なのは、二宮尊徳先生であります。少年の頃から、早く起きて読書され、また、勤労された。先生はいつもゾウリをはき、割羽織に一本さして、二里もある下館町から二番鶏頃に来られ、家々…
愛する心の育て方 物をはぐくみ育ててゆく根本の心は、愛です。愛とは、十分に慈光を与えて、温めてやり、見守って、自然の成長を待つことです。 それから、愛する心はどうして出てくるか。その第一番目の門は、こ…