彼を知り己を知れば、勝乃(すなわち)殆(あや)うからず。天を知り地を知れば、勝乃窮(きわ)まらず。(地形)|6月15日
Release: 2020/06/15 Update: 2020/06/15
彼を知り己を知れば、勝乃(すなわち)殆(あや)うからず。天を知り地を知れば、勝乃窮(きわ)まらず。(地形)
知彼知己、勝乃不殆。知天知地、勝乃不窮。
「敵と味方、双方の力を正確に把握し、天の時と地の利を心得て戦えば、常に不敗である」
この文は、謀攻篇にある”彼を知り己を知れば、百戦して綾うからず”と同じような意味である(言葉としては、謀攻篇のふが有名である)。
”天の地を知るとは、天の時(タイミングのよさ)地の利(ローケーションのよさ)を得ているという意味。
本によっては、最後に”勝ち乃全(まった)かるべし”となっているものもある。
6月15日、孫子・呉子一日一話(兵法に学ぶ人と組織の動かし方365)の言葉です。
おはようございます。
相手のことを知っていて、自分のことを知っていること。
そして、場所は勝ちやすい場所でタイミングがよく仕掛けること。
負けるはずはありませんね。
会社経営もまずは自社の情報をしっかりと把握することをしないといけませんね。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
絶地(ぜっち)には留まること無く、囲地(いち)には則ち謀り、死地(しち)には則ち戦う。(九変) 絶地無留、囲地則謀、死地則戦。 「③絶地(国境から遠く離れ敵の領土内にある地域)には長い間駐留しない。 …
国の師に貧(ひん)するは、遠く輸(おく)ればなり。遠く輸れば、則ち百姓貧(まず)し。(作戦) 国之貧於師者、遠輸。遠輸則百性貧。(近於師者貴売。貴売則百姓財竭。財竭則急於兵役。) 「戦争によって国が貧…
善く兵を用うる者は、道を修めて法を保つ。故に能く勝敗の政(まつりごと)を為す。(軍形) 善用兵者、修道而保法。故能為勝敗之政。 「いくさ上手な者はよい政治を行ない、法令を整備し、これをきちんと守らせる…
凡そ此の五つの者は将の過ちなり。用兵の災なり。軍の覆し将を殺すは、(九変) 凡此五者将之過也。用兵之災也。覆軍殺将、(必以五危。不可不察也。) 「そもそもこの五つのことは、将軍が知らず知らずのうちに陥…
其の途を迂して、これを誘うに利を以てし、人に後れて発し、人に先んじて至る。(軍争) 迂其途、而誘之以利、後人発、先人至。(此知迂直之計者也。) 「わざと回り道しながら、利でもって敵を誘惑し、敵より遅れ…