心を専らにし志を致さざれば|8月16日のことです。
Release: 2018/08/16 Update: 2018/08/16
心を専らにし志を致さざれば
今夫れ弈の数たる少数なれども、心を専らにし志を致さざれば、則ち得ざるなり。(告子上九章)
【訳】
今、あの囲碁の技術などというものは実につまらない技ではあるが、心を専一にし、志をしっかりと立ててかからないと、やはり会得できないものである。
8月16日、孟子一日一言の言葉です。
専一(その事を第一にし、それだけに気をつけること)。
どんなものでも会得ということになりますと簡単ではありませんね。
志、目標の設定も大事です。
向かうべきゴールがわかっている方が覚えやすい。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
一朝の患なきあり 此に人あらんに、其の我れを待つに横逆を以てすれば、則ち君子は必ず自ら反するなり。(離婁下二十八章) ここにひとあらんに、そのわれをまつにおうぎゃくをもってすれば、すなわちくんしはみず…
自ら之れを取る 自ら之れを取るなり。(離婁上八章) みずからこれをとるなり。(りろうかみはっしょう) 【訳】 (全ての善意は)自分が招いたものである。 4月28日、今日の孟子一日一言です。 すべてのこ…
聖人の心 聖人の心は(中略)遇ふに随ひて安く己れに預かることなし。(尽心下六章) せいじんのこころは(中略)あうにしたがいてやすくおのれにあずかることなし。(じんしんしもろくしょう) 聖人の心は(中略…
三有礼 故ありて去るときは則ち君人をして之れを導きて彊を出でしめ、又其の往く所に先だたしむ。去りて三年返らずして、然る後に其の田里を収む。此れを之れ三有礼と謂ふ。(離婁下三章) ゆえありてさるときはす…
庠序学校 庠序学校を設け為して以て之を教ふ。(中略)学は則ち三代之れを共にす。皆人倫を明らかにする所以なり。人倫上に明らかにして、小民下に親しむ。(滕文公上三章) しょうじょがっこうをもうけなしてもっ…